■脚本・演出
野花紅葉
■出演
菊ちゃん･･･わかりたい女／松浦みる（いいへんじ／青年団）
聖司･･･わかられたくない男／宮部大駿
フキ子･･･わかりたくない女／野花紅葉（モミジノハナ）
マコト･･･わかられたい男／小西耕一（Straw&Berry）
■会場
モミジノハナの本公演は2019年の「夏じゃなくてお前のせい」以来2年ぶりかな。その公演がめちゃくちゃ面白くて次回も楽しみにしていたところでのコロナ禍。舞台関係は特に小劇場は壊滅的で活動しようがない。2020年3月、既にいろんな公演が中止の決断をする中で鵺的「バロック」が上演され、主宰の野花紅葉が出演してたっけ。そんなこんなで気になる役者・脚本家・演出家なんだけど、コロナ禍もありマメにチェックしてなかったら新作の本公演のツイートが流れてきたのが数日前。週末は暇だったので即ポチ。結果的に当日キャンセルは出ない盛況ぶりで間に合ってよかった。というわけでモミジノハナ「危ういながらあなたと、」を観てきました。今回の会場「シアター・バビロンの流れのほとりにて」、初めて行きました。キャパ100くらいの箱で外観が怪しかった。王子神谷駅、初めて降りた。
で、作品です。なんとなく流れで付き合うことになった二組のカップル、女性同士菊ちゃんとフキ子は友達、菊ちゃんをナンパして撃沈したマコトはフキ子と付き合うことに、フキ子と友達以上恋人未満の聖司は菊ちゃんと付き合うことに。恋愛慣れしていない菊ちゃんとマコトが物語をかきまわす。私が恋愛慣れしているとは言わないが、菊ちゃんとマコトの面倒臭さがヤバい。ヤバいを超えて怖い。融通の効かない正論が暴力と化す。とにかく脚本が上手いし、小さな変化のないセットでライティングによる場面転換も上手い。なにより、役者が上手い。こう言っては失礼だけどこの規模の作品にこれだけのレベルの役者が集まるのがすごい。それも野花紅葉の脚本の面白さと、彼女自身の人徳なのか。特に菊ちゃん役の松浦みる、マジ怖い。おもしろいわー。他の作品も観たくなる。マコト役の小西耕一、これまた怖い。でもいるんだよなこういう人。おもしろいわー。聖司役の宮部大駿、ラストシーンの正気と狂気の表情が最高で最低。おもしろいわー。フキ子役の野花紅葉、もはや安定。外部公演にもどんどん出てほしい。
今年の観劇一覧。
で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズです。舞台の前に新宿で映画を観るため映画までの待ち時間にシネマート新宿の向かいにあるCoffee Lounge Lemonでお茶のつもりがショコラフランボワーズとかいうケーキまで食ってた。週末チートデイで平日の節制が無に帰す愚行。おいしかったです。
で、映画を観て王子神谷に向かう前に赤羽のほうきぼしで腹ごしらえ。汁無し坦々麺しばらく食ってない気がして事前にググっといた。卓上調味料でカラシビ調整できるのでカラシビ弱者に優しい仕様です。ビビって温玉もたのんだけどベースは優しかったので出番なし。そのままごっくんしときました。
これを
こうやって
ごち。
