仲の良い姉妹、アイカとキョウカ。
30歳を目前に結婚を考えたアイカは、マッチングアプリで知り合った男・コウダイと交際することとなる。
そんな姉に、育ってきた家庭環境を理由に結婚を望まないキョウカは理解を示さないが、一方で自身の交際相手・ユウゴから結婚の話を持ちかけられていて……
好きってだけじゃどうにもならないけど、好きってだけでどうにかなってと願ってしまう、女の子２人の話です。
■脚本・演出
野花紅葉
■出演
岡本セキユ
小西耕一（Straw＆Berry）
武藤鈴華
野花紅葉（モミジノハナ）
■会場
イズモギャラリー
いやー、きつすぎる。なんだこれは。あるあるすぎてきつい。身に覚えがある状況にクラクラする。雑にひと言で言うと「みんな自分を普通だと思っている」物語。言葉を尽くして対話してふたりとっての正解を見つけていくことは時にはしたくもない嫌な気持ちになる（させる）話にもなるがそれを一緒に乗り越えることが愛だと信じる人と、嫌な気持ちになる話やつらい話はしたくない楽しい話だけしていたいから相手の提案に対して対話をせずに受け入れることこそ愛だと信じる人が、互いに自分は普通だと思っていてそれまで疑いもしなかった自分の暴力性に気付いた瞬間死にたくなるよなあ。みたいな。初手から「うわっヤバっ」となったコウダイに同情することになるなんて思わんしそれくらいヤバいアイカもある意味被害者だしなあ。毒親つらい。相手を傷つけている自覚がなくそれを指摘されると「じゃあ傷つけ返せばいいじゃん」と言う人と「好きな人にそんなことできるわけないでしょ」という人が共に生きていくために必要なこととは。みたいな。正直この4人誰とも関わりたくないけど自分自身がこの4人である（あった）可能性を否定できなくて本当に気持ち悪い。こういうことをいちいち具体的なシチュエーションで見せる脚本を書く人はドSなのかドMなのか。諦めてないのか諦めているのか、まあどっちでも結構怖いな。私はヌルく生きていきたい。←結論がひどい
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