ネットに影響される人の日記

ネットに影響される人の日記

影響されたり、観たり、聴いたり。

映画2020年8月

8月が終わりました。7月分はこちらです。

htnmiki.hatenablog.com

 

人一倍暑さに弱いので死にかけていた8月でした。先日もブログに書きましたが夏休み(お盆休み)に遠出ができない久々の夏となってしまったのでいまいち「夏感」の無い夏だったなあ。と思っていたら今朝の最低気温は22度で急に涼しくなっちゃって早速おなかが痛くなるという。なんなのこの虚弱体質は。というわけで暑さがぶり返さないことと台風が来ないことを祈りつつ、8月分、行ってみましょう。

 

89. はちどり
オールタイムベスト級かもしれない。好きという気持ちをうまく表現できない自分が情けないのだけれど、とてもとても好きな作品です。韓国に深く影響しているといわれる儒教思想にもとづく目上を敬う(決して逆らえない)文化や、そこへさらに覆いかぶさる女性の生きづらさを、女子中学生ウニの日常を通して描かれます。この作品は「韓国」の「女性」の物語だけど、いわゆる思春期を通過した人なら誰でも重ねて見ることができる部分もあるので、あまり気負わずに観てほしいです。機能不全の家庭や、友人とのすれ違いにも感じ入るところは多いのですが、人生を変える出会いに触れずにはいられません。友人と一緒に通う塾に新しく赴任してきた女性教師ヨンジ、教師と生徒という関係でありつつ、人生の先輩として、そしてなによりウニに対して人として女性として向き合ってくれた初めてで唯一の大人だったように思います。どことなく木村佳乃に似た風貌にサバサバ飄々とした雰囲気のヨンジに、なんとなく「幕が上がる」で黒木華が演じた吉岡先生を思い出しましたが、吉岡先生があるシーンで圧倒的なカリスマ性と存在感で生徒たちを魅了したのに対し、ヨンジはあくまで日常に溶け込むかのごとく自然に向き合い寄り添うことでウニの心をほぐします。ヨンジがウニへ送るいくつかの生きるヒントのうちのひとつは、ウニの生涯の支えになるのだろうと思います。この作品は基本的に日常がそのまま描かれているだけなのでドラマチックな展開はほとんどありません。テーマは異なりますが2019年に観た「32. ROMA」が好きな人には合う作品かなと思います。静かで熱い物語です。また、ほんのり百合風味もあります。そういえばウニがスタンダールの「赤と黒」をヨンジに貸したのはどういう意図だったのか気になる。エリート大学生のヨンジはその意図をどう受け止めたのか。私は未読なので。つーか難しそうじゃね。というわけで「日本人だし」とか「男だし」みたいな先入観は捨ててたくさんの人に観てほしい作品です。Blu-ray出たら買おっと。関連して語られる「82年生まれ、キム・ジヨン」も公開が待ち遠しいですね。


90. 誰も知らないAmazon Prime Video)
先月「77. MOTHER マザー」を観て、そういえば本作を観てなかったなと思い出したので観てみました。公開当時話題になってたし気にはなってたけどたぶん辛いだろうしなんとなく避けてたところにマザーを観て思い出しちゃったし観るしかないかと。まあ実際辛かったしこれ観てどうしろって感じですよ。マザーは執着でこっちは無関心というベクトルの違う虐待で、どちらのほうが辛いとかじゃないしもうとにかく辛い。ただ、自分でも意外だったのはマザーの親には厳しい感情を持ったのに対して、こっちの親には憤りみたいなものがほとんど無かった。ちょっと次元が違うというか。それこそさっきも書いた「どちらのほうが」ということではないんだけど、より虚無感が強いというか。劇中にあちらとこちらの対比となるシーンがいくつかあったのが印象的でした。とりあえず来世は子育てしよっと。


91. カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―
ニコラス・ケイジが出る作品は良くも悪くも後世まで語りぐさになる印象があるのでとりあえず観ておきました。いやーこれは怪作というか奇作というかすごいな。面白いか面白くないかでいえば面白いんだけど基本的にわけがわからない。原作のラヴクラフトといえば「あークトゥルフの人ね」くらいしか知らず読んだこともないのでこの「わけわからなさ」が原作由来なのか映画製作時のものなのかわからないのが残念。妻の療養のため田舎に移住してアルパカ庭に隕石が落ちてそれがアレで異様なナチュラリストの夫婦はアルパカいろいろ無防備で子供は感が良いけど親に信じてアルパカもらえない子供は辛くて黒魔術的なものにハマるけど効果はなくて作ったトマトがまずくてスラムダンク決めてビリビリされたらくっついてグワーとなってドーンとなってさようなら~というアルパカ物語です。アレが落ちてから徐々に狂気が徐々に覚醒していくように見えて実際はそもそも結構イッちゃってる人が背中を押されただけという感じも否めないのが余計に怖い。紫~ピンクがかった色味や視覚効果でCGというより特撮っぽさがあったり70~80年代あたりの作品にこんなイメージある気がする。とりあえず私には田舎暮らしはできそうにないですね……


92. ディック・ロングはなぜ死んだのか?
先日の「カラー・アウト・オブ・スペース」も怪作だったけどこれもまたすごいな。監督のダニエル・シャイナートは「スイス・アーミー・マン」の人だとか。見逃してるんだけど公開時にそっち方面の評判が凄かったしあとでアマプラで観てみるか。で、本作ですがバンド仲間の3人が夜中に遊んでたらそのうちのディックが不慮の事故で瀕死状態となり、残り2人の立場的にもすべてを明かすことは困難と判断して病院前にディックを運び助けてもらえることを祈るところから始まります。タイトルからもわかるように結果的にディックは死ぬし、人が死んでる以上は笑い事ではないんだけど、思わず吹き出す、吹き出すことを止められなかった、みたいなのは久々でした。登場人物がもれなく少しずつズレていて微妙に噛み合っていない中で唯一の良心である好奇心旺盛な娘がいい味を出してます。しかし英語名の愛称が面影すらない問題の解消に向けた運動とか無いのかね。「覚えるだけ」なんだろうけど意味を理解できないと覚えにくいよなあ。リチャード→リック→ディックはまだわかりやすいほうなのかなあ。


93. ドキュメンタリー沖縄戦 ~知られざる悲しみの記憶~
対馬丸、子供の本土への集団疎開、と知りながら魚雷、チビチリガマ、140人中85人死亡、集団自決ではなく強制集団死、皇民化教育、軍国主義教育、シムクガマ、全員助かる、アメリカ兵は殺さなかった、渡嘉敷島、強制集団死、浄土真宗本願寺派宝田明。うまく書けないのでメモだけ残しておく。ただ、沖縄出身の総理大臣が誕生したときにようやく日本は戦後に区切りをつけられるのかなという思いがだいぶ前からあったりする。


94. 風の谷のナウシカ
この週末の公開作にあまり興味を惹かれずに暇だったので観てみました。もはや台詞を覚えるほど何度も観ている作品なのでいまさら映画館でみたところでどうってことないと思ってたらたまげた。内容は何も変わらないんだけど外部の情報をシャットアウトした環境で集中して観ると没頭具合がハンパない。まさかいまさらナウシカで泣くとは。テレビで観るときも集中すりゃいいんだけどなかなか難しいよねえ。コロナで新作の公開延期が続く中の奇策ではあったけど、なかなか良い体験ができました。


95. A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーAmazon Prime Video)
不思議な映画を観た。台詞はほとんどない。自分が死んだことはわかっているのかな。自分が何者だったのかは覚えていないようだ。ちょっと灰羽連盟っぽい。場への執着は残っているのか。「すべて覚えていて妻への執着が残っている」という解釈を私はしなかった。時間の流れ方が異なる。終盤、宇宙のはじまりから終わりまでを一気に駆け抜けるような、まるでクラウドアトラスのような描写。入れ子構造のような描写。自分が何者なのか知ったときにそれは終わるのではないか。夫を亡くした妻がタルト?パイ?を食べ続けるシーンは息を呑む。ぼんやりした感想しか書けないけどたぶんそういう映画なのでそれでいい気がする。ルーニー・マーラはやつれても美しい。


96. ドロステのはてで僕ら
サマータイムマシン・ブルース」のヨーロッパ企画ならではの時間ものという感じでした。鑑賞前に下調べしない派の私も「画面を通して2分前(2分後)と繋がる」という概要は耳に入っていて、さらにタイトルにもなっているドロステ効果でなんとなくこうなるのかなーという予想はできていて、まあでも仕組みを予想できてもそこはやはり上田誠が物語としてきちんと笑わせてくれたのでさすがだなと。出演者がほとんどヨーロッパ企画の人で「いかにもな演劇感」のある演技なので、そういうのに慣れていない人はムズムズするかもしれない。そんな中で朝倉あきは終始くっそ可愛かったなー。「サマータイムマシン・ブルース」と同様に全容を理解するには時系列を整理するために何度も見るしかなさそう。とりあえず藤子・F・不二雄の短編「俺と俺と俺」を読まなければ。


97. ハニーボーイ
この映画について何も知らない人は何も知らないまま観てほしいかな。私は知らずに観てよかった。この文章の最後にネタバレするので知らずに観たい人は閉じましょう。なお、隠されていることではないようで映画情報サイトとかで普通に書かれています。さて、この作品は、親の責任を果たせない親とそれに巻き込まれる子供という救いのない物語です。3月に観た「33. ジュディ 虹の彼方に」でエンタメ業界に殺されたジュディ・ガーランドの生涯が描かれたように、本作ではハリウッドで成功している子役オーティスと父ジェームズの歪な日常が描かれます。私は親になったことがないのでわからないけれど、手に負えない子供(悪ガキ、乱暴者という意味ではない)に縋る、執着する、それでも親としての立場を守りたい、といった感情は7月に観た「77. マザー MOTHER」にも通じるかもしれない。ただ、善意の支援の手を振り払ってしまうときほんの少し見え隠れする自己嫌悪が、観る者をさらに苦しくさせる。苦しい時にオーティスが唯一心を開ける女性シャイ・ガールの存在はこうした物語にはありがちだけど、それでも彼女がいたことでオーティスが少し強くなれたのならそれでいいじゃないか。【冒頭に書いたネタバレここから】ここまで父子の話ばかりで母が出てこないのは離婚しているためです。また、最後に大人になったオーティスが父ジェームズに「父さんの映画を作る」と伝えます。そして流れるエンドロールで脚本がシャイア・ラブーフであること、そういえば父ジェームズを演じていたのはシャイア・ラブーフ自身だったことが繋がり、彼の自伝的作品だったことに気付きました。彼の生い立ちを知らなかったので気付いた瞬間にゾッとしてしまった。「トランスフォーマー」でも、2月に観た「20. ザ・ピーナッツバター・ファルコン」でもとても良い役者だと思っていたけど、エンタメ業界の被害者だったのかと。ただ、本作は作品中でも大人オーティスがカウンセリングを受けるシーンが描かれており、本作の製作自体が彼自身のカウンセリングになっているような気もするので、作りきったことでまたひとつ強くなったのかもしれない。本編に出てこなかった母親ですが、エンドロール中盤にその名が大きく流れるため「父さんの映画を作る」と同時に母へ捧げる作品であることもわかります。良くも悪くも親の影響下を逃れられない子供のケジメの付け方としてとても重要な作品だと思うし、それを観ることができてよかった。子供オーティスのノア・ジュプは「ワンダー 君は太陽」や「フォードvsフェラーリ」で人気爆発中だし、正直本作に私のアンテナは反応してなかったんだけどノア・ジュプ君が出るなら観ておくかくらいの軽い感じでしたがとんでもない名作だったので大正解でした。また、大人オーティスのルーカス・ヘッジズもこのところ「ある少年の告白」、「ベン・イズ・バック」、「WAVES/ウェイブス」など良い役どころを演じている素敵な役者ですね。先日「89. はちどり」を観て久々にBlu-ray買おうと思ったけど、本作も買おうかな。


98. ジェクシー! スマホを変えただけなのに
ひとことで言うと5月に観た「49. her/世界でひとつの彼女」のおバカ版といった感じです。あの作品を適当にいじるとクソ寒くなりそうですが、本作はちゃんと笑える作品になっていました。ただ、おバカ度は結構高いのでノリ切れない人もいるだろうなあ。ジャーナリスト志望のフィルはバイラルメディアでクソ記事を作り続けるクソライターでスマホ依存症。スマホが壊れて新しいスマホを買ったらSiri的なJexiが暴走し始めて……というありがちな展開だけど暴走のきっかけが利用規約(全権限をジェクシー自身に委譲)の読み上げをスキップしたことってのが笑えないっすね。利用規約こわい。ジェクシーに翻弄されながらもなんやかんやあって彼女ができて自己肯定感が高まって人生うまく回り始めたところで、ジェクシーが自我に目覚めてホラー映画に様変わりします。下ネタ多めのおバカ作品なのでそういうのが苦手でなければ気楽に観られる娯楽作ですね。「LSDキメてバーニー・サンダースとヤリたい」ってどういうこっちゃ。そういや盛り上げ役でキッド・カディが本人出演してるんだけど、そのシーンで歌う曲に「服に意見する奴はゲイ」みたいな歌詞があって、もともとホモフォビアの強い歴史を持つヒップホップ界隈が過去を顧みて変革し始めていると認識していたのたけど、いまだにこんなホモフォビックなことを歌っているのか、それを映画の目立つシーンで使っちゃうのか、みたいな残念な気持ちは正直少しありました。恋人ケイト役のアレクサンドラ・シップはいままでちゃんと認識してなかったけど本作では超超キュートで最高でしたね。マジかわいいっす。スマホが中国製という設定なんだけど、サムスン、シリ、コルタナ、アレクサ、全方位にdisっていて笑いました。本作は中国資本が入ってるのかな。字幕版を観たあとに吹替版があることを知っておバカでお下品なジェクシー役をアニメ界隈でおなじみの花澤香菜が演じるということで、チンポ連呼する花澤香菜に釣られて吹替版も観てしまった。挿入でイク花澤香菜はまあまあレア物なんじゃないでしょうか。


99. はりぼて
この作品についてはこの記事あたりを読んでもらえれば十分かと。

bunshun.jp

私は公開初日の初回上映を観に行き、五百旗頭・砂沢、両監督のリモートアフタートークも見てきました。監督自身も言ってたけど7割コメディとして作っていたそうで、実際この醜悪な事態を映像化するとあまりに馬鹿馬鹿しすぎて思わず笑ってしまうので、まあそういうものなんだろうと思います。また、アフタートーク・舞台挨拶って司会者がアレだとそりゃもう酷いものになりがちだけど、今回の司会の女性(名前失念)はかつてチューリップテレビに勤めていたそうで十分な準備とスムーズな進行で、短い時間ではあったけどとても充実したアフタートークになっていました。


100. 僕の好きな女の子
僕の好きな女の子は僕の友達で僕でない誰かを好きで僕は今の関係を壊したくないというか勇気がなくて良い人でいることにちょっと満足していてそれでもやっぱり特別で僕の好きな女の子は永遠に僕を好きにならない、みたいなよくあるアレですわ。こういう物語を純粋に楽しむには年を取りすぎたなあとか思いながら観ていました。高校、大学くらいなら、なんなら30手前くらいまでなら首肯しすぎて首もげてたかもしれないんだけど、40過ぎた今となっては結果が出ないことに時間かけるなら映画の1本でも観るわ的なロマンチックのかけらも無い人間になってしまいましたなあ。同じく結果につながらない物語である「43. 愛がなんだ」はそれでも主体的に動いてるから生きてる感があるんだけど本作はひたすら受け身だからきついな。さっき高校大学時代ならとか書いたけどやっぱねーなこれは。私はそこまで受け身じゃなかったもん。そんな「僕」のことが気になってる後輩女子も結果は出ないんだけど頑張ってちょっかい出そうとしてるから全然アリですよ。まあ今の私に向けられた作品ではなかったということで。そもそも大好きな徳永えりを見たかっただけだし先日の「96. ドロステのはてで僕ら」に続いて想定外に朝倉あきが出ていてありがとうございますという感じです。


101. 狂武蔵
宮本武蔵が77分ノーカットで斬って斬って斬りまくるアクション映画です。観終わった直後は「疲れた」以外の感想がなかった。ここまでアクションに特化した映画を観たことがなかったので、はじめはどう観ていいのかわからなかったんだけど、序盤から中盤にかけてとにかくキレの良い斬りっぷりが楽しくて、中盤以降に体力の消耗からスピードは落ちてくるものの剣さばきは相変わらず見事で、ただこのへんで実は若干飽きてきて実際やられ役もパターン化されたボーナスキャラみたいなやつが増えてきて「おいおい、これもカウントしての400人斬りってちょっとどうなの?」みたいな感じになって、それでも終盤には明らかに体力の限界が見えてなお斬り続ける宮本武蔵というか坂口拓という役者に無事エンディングをむかえさせてやりたいと応援したくなるような、ある意味スポーツ中継それも長距離ランナーを見ているような気持ちになりました。個人的には正直これを「映画」と言えるかわからないけど「なんかすげえものを見た」という体験としては面白かったです。たまたま舞台挨拶回でしたがzoomがハウりまくってほとんど聞き取れなかったのが残念でした。


102. ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
一流大学に入るために遊びには目もくれずひたすら勉強してきたモリーとエイミーが内心見下していたウェイ系チャラ同級生たちも実は一流大学や一流企業に入ることを知ってしまい卒業前夜のパーティーに乗り込んで高校生活にあったはずの青春を取り戻そうとするが……という私の大好物なパターンです。なにが驚いたってモリー役のビーニー・フェルドスタインが「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のジョナ・ヒルの妹だということ。兄妹でこの役回りは面白すぎるでしょ! というわけで本作ではヤル気マンマンのモリーと控えめなエイミーが意中のあの人になんとか近付こうとするけど経験値が低すぎてなかなかうまくいかず……と思いきや意外な展開にめちゃくちゃドキドキするし、なによりモリーとエイミーの関係性、親友とはいかなるものか、相手を思いやり、信頼し、時に窘める、そんなまさに親友といえる間柄のふたりが驚異的な自己肯定感と親友肯定感でキャッキャウフフする物語でマジで笑って泣いて感情が忙しい作品でした。大好き。ガリ勉から見たウェイ系、ウェイ系から見たガリ勉、結局上っ面のイメージでしかなくて、ベタだけど「話せばわかる」ことはたくさんあるし食わず嫌いはもったいないよね。軽く百合風味もあるのでそちら方面がお好みの方も楽しめるかと。また、様々な差別問題をあまりにも自然にクリアして見せている作品なのでファンタジーに見えるかもしれないけど、こうあってほしいと思う作品でもありました。とにかくみんな可愛かったなあ。ちなみに鈴木福城田優にそっくりの役者が出ていました。


103. ようこそ映画音響の世界へ
ハリウッドの映画音響の歴史を映画音響マンや監督、役者のインタビューを交えて紐解いていくドキュメンタリー作品です。公式サイトで取扱作品や出演者を見ると映画をあまり観ない人でも知ってるようなメジャー作品や映画界のレジェンドたちだとわかると思います。かくいう私も映画を観るようになったのはここ10年程度なので名前は知ってるけど未見の作品もけっこうありました。ただ、未見でも有名なシーンは知っていたり、その裏側で音響技術がどう使われていたのか、どの作品が映画音響のパラダイムシフトを起こしたのかを素人にもわかりやすく説明していて、専門的な知識がなくても「ヤバさ」を体感できました。本作を観てない人もイメージしやすいのは、モノラル → ステレオ → サラウンド という変化かな。今じゃ当たり前のサラウンドだけど初めてのステレオは度肝を抜かれただろうことは想像できます。また、「リアルな音」がベストとは限らないのもなんとなくわかっていたけど面白いですね。サウンドエフェクトの技術者の腕の見せ所です。昔フジテレビ深夜に「音効さん」という番組があったことを思い出しました。本作はハリウッドの音響の歴史なので、ぜひ日本の映画音響の世界も観てみたいですね。ちなみに原題が「Making Waves: The Art of Cinematic Sound」なんですが「Making Waves」がダブルミーニングっぽくてカッコいいっすね。

 

9月から仕事環境がちょっと変わってしばらくは疲れそうなので週末に映画を観に行く気力があるのかわからないけど、まあ逆に映画でも観なきゃやってらんねえ的にやさぐれている可能性もあるのでどうなりますかね。とりあえず残暑バテしないようにもりもり食べようと思います。(なおダイエット中)

 

ではまた9月分で。

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