ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

15. 近松心中物語

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[作]秋元松代 
[演出]長塚圭史 
[音楽]スチャダラパー 
[出演]田中哲司 / 松田龍平 / 笹本玲奈 / 石橋静河 / 石倉三郎 / 綾田俊樹 / 山口雅義 / 章平 / 辻本耕志 / 益山寛司 / 松田洋治 / 朝海ひかる / 石橋亜希子 / 清水葉月 / 青山美郷 / 延増静美 / 蔵下穂波 / 他

 

お出かけのついでに美味いもん、ではなく、美味いもんのついでになにか楽しそうなもの、ということで野毛山周辺をグーグルマップで「劇場」とググったらストリップ劇場と能楽堂とKAAT神奈川芸術劇場がヒットしたのでKAAT神奈川芸術劇場のサイトを見たら近松心中物語という作品の上演があったのでチケットぴあを見たら土曜日公演なのに完売してなくて一瞬切なくなってから即ポチしました。即ポチの理由のひとつは石橋静河ですね。映画「いちごの唄」で声が気に入ってからなんか気になる。舞台も映画も小説もいわゆる時代物は積極的に摂取しないんだけど、この近松心中物語、めちゃくちゃおもしろかったー。メシのついでに適当に観た作品にしては最高だった。近松で心中といえば曽根崎心中ですが、近松心中物語は近松門左衛門の人形浄瑠璃「冥途の飛脚」をベースに秋元松代が書いた作品で、蜷川幸雄演出で初演されてから現在までに1000ステージを超えるヒット作なのだとか。知らんかったわー。なお今回の演出は長塚圭史です。KAATの舞台ってちょっと難しい作品が多い印象があって若干避けがちなホールだったんだけど、近松心中物語はエンタメ作品で普通に楽しかった。こういう部分にも芸術監督の色が出るもんなのかね。(KAATの芸術監督は今年4月に白井晃から長塚圭史に変わってる)

 

遊びを知らずクソ真面目に生きてきた忠兵衛(田中哲司)がたまたま見かけた遊女梅川(笹本玲奈)に一目惚れ。梅川も忠兵衛に本気で惚れてしまう。相思相愛の2人だが梅川は遊女。会うには金。そんなときにどこぞの田舎大臣が梅川を身請けするとの話が。まあここからはお決まりの展開ですね。一方、古道具屋の婿養子与兵衛(松田龍平)とその女房お亀(石橋静河)。甲斐性なしのボンクラ与兵衛が遊女白菊に入れあげていたことがバレてブチ切れるお亀はそれでも与兵衛のことが好き好き大好き超愛してる状態のため、与兵衛にブチ切れるお亀に合わせて与兵衛のボンクラ具合を語る母にブチ切れるお亀。なんやかんやあって与兵衛とお亀も心中に向かうんだけど、忠兵衛・梅川が終始重い空気なのに対して、与兵衛・お亀は完全にギャグ担当になっていて、KAATでこんな作品が観れるのかと笑いながらも感動してしまった。私が石橋静河を気になっていた理由は彼女の低い声で、他の作品でもそれを生かした落ち着いた役が多いのかと思ってたけど、今回のお亀、まだ幼さや無邪気さ全開のハイテンションガールでありながら与兵衛への至上の愛を貫く様子は滑稽でもあり恐ろしくもある、そんな役柄を演じることができるとは。さすが女優だな。梅川とお亀の強さに畏れる男は多いんじゃないだろうか。現代劇でも同様の作品は多いし既に完成されたプロットかもしれないけど、新たな座組で受け継がれてきたことに感謝したい作品でした。

natalie.mu

 

で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズです。この日はディナーまでの時間を埋めるべくスケジュールしました。カフェでプリン→映画→舞台→ディナー、という流れ。このエリアで適当に探した日本大通り駅近くのUNI COFFEE ROASTERYというカフェで朝9時にプリンを食べるおっさんですこんにちは。しっかり固めのタイプで美味しかったです。

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unicoffeeroastery.jp

 

そして映画、舞台のあとはお待ちかねのディナータイム。

htnmiki.hatenablog.com

 

ごち。