ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

28. シベリア少女鉄道 vol.35『アイ・アム・ア・ストーリー』

これは私の物語。
決して華やかな主役なんてガラじゃないけど、たくさんの人たちと出会い、たくさんの人たちを見て来たから、そんな私だから伝えられる物語があると思う。私だけが伝えられる物語があると思う。
たとえるならここは皆の思い出を集めた小さな雑貨店。さあ、民よ私に跪け。崇め讃えよ。命乞いをしろ。とても穏やかで優しくて、どこか切ない、物語がやってくる。

■作・演出
土屋亮一
■出演
小関えりか、川井檸檬、加藤雅人(ラブリーヨーヨー)、浅見紘至(デス電所)、瀬名葉月、大見祥太郎、井筒しま、東出薫、野口オリジナル(PMC野郎)ほか
■会場
シアター・アルファ東京

 

毎度おなじみのシベリア少女鉄道です。前回は今年の4月だったようなので半年ぶりですね。ペース早い気もするけどそんなもんだっけか。上記の説明が何も説明していなくて困ったもんだ。離島に赴任した医師の職場見学をする自称「何者にもなれない」少年。医師はそれを否定して何にでもなれると励ます。物語が進むにつれて役者たちが一人二役、一人三役と目まぐるしくキャラクターが転換する中でただひとりの一人一役の「何者にもなれない」少年。終盤たまりかねた少年が動き出す。他の役者たちからひとつ(ひとり)ずつキャラクターを奪い始め周りのキャラクターたちは驚きと恐怖を感じつつも少年の勢いに圧倒され奪われ続ける。ほとんどのキャラクターを手中に収めた少年の結末は。という物語でした。終盤の畳み掛けに定評のあるシベリア少女鉄道らしさ満開のノンストップ爆笑物語ですね。安定してるわー。ラストがあっけないのもおなじみか。ここだけはもう少し見たい気もするんだけどこのせいで次回作も観たくなってる気もするのでまんまとハメられてるのか。小関えりか、初めて見たときはなんか癖が強くて苦手な印象だったのにいつの間にかハマってた。瀬名葉月、もういっちょTVで沢口けいこハロヲタトークで盛り上がっていてただのハロヲタだと思ってた(失礼)けど複数のキャラクターを見事に演じていてそれぞれのキャラクターのクオリティも高くて驚いた。こんなに演技できる人だったのか。東出薫、初めて見たけどめちゃカワでしたね。ヤンキーがよく似合う。他の役者も全員素晴らしかった。一人複数キャラという設定の裏側まで見せてしまうある意味で演劇界隈の内輪受け的な要素もあるので万人にオススメできる作品ではないけど楽しかったわー。そういや会場のシアター・アルファ東京に初めて行きましたが去年できたばかりの新しい劇場らしくとても綺麗でしたね。キャパ200くらいでこじんまりした作品にはちょうどいい感じ。恵比寿駅から近いのも良い。

 

★前回のシベリア少女鉄道

htnmiki.hatenablog.com

 

★今年の観劇一覧

htnmiki.hatenablog.com