作・演出：鎌田順也
出演：川上友里、上田遥、川崎麻里子、木乃江祐希、川口雅子、藤本美也子、新井雛子、猫背椿、又吉直樹、きたろう
会場：紀伊國屋ホール
「ほりぶん」がなんなのか知らずにこのフライヤーだけでなんとなくチケットを買ってみました。ええ、またです。いつも通りです。ほりぶん、かたとき、この語感から時代劇かと思ってたら現代劇で、だけどちょっと昭和感があり、壮大なコントっぽさもあり、いい意味で裏切られました。演劇界隈の悪習というかフライヤーで何ひとつ作品内容が見えてこないのはいい加減にしてくれと思う一方でそれらが明記されていたら出会うことのなかった作品も恐らくたくさんあるので悩ましいところですね。母、娘、不審者、自警団、警察官、事件が起きたとき「餅は餅屋」で警察官を頼るべきなのか。前述の通りほぼコントなので物語というよりはネタの展開という感じ。そしてひとつのネタの天丼の大盛り具合に明石家さんまのコント舞台を思い出すなど。役者の喉が心配になるほどの応酬に若干引きつつも藤本美也子と上田遥の声が清涼剤となりステージが締まる。毎度こんな感じなのかわからんけど「ほりぶん」もう一度観てみようと思う。ちなみに会場の紀伊國屋ホール、「あそこだよな？」と思い浮かべていたのが紀伊國屋サザンシアターで危なかった。念の為ググった自分を褒めたい。
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