作:フョードル・ドストエフスキー
翻訳:亀山郁夫
演出:三浦基
音楽:空間現代
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平 田中祐気 相生翠ゲスト:楯岡求美(東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・准教授)
会場:KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
読んだことも観たこともないドストエフスキー作品で、劇団・地点も知らず、空間現代も知らず、KAAT上演作を探していてポチった結果です。こういうことをしていると、たまたま合う作品、たまたま合わない作品、どちらもありますが今回は後者寄りかなあ。というか私がスタート地点に立てなかったという感じ。その理由がバンドによる生演奏。劇中、BGM(といっていいのか)がずっと生演奏されており、元バンドマン(謎のアピール)的にそっちが気になっちゃって、目も耳も注意がバンドに向いてしまって役者たちの動きも台詞もまったく入ってこなかった。もう一度観る機会があれば今度は役者たちに集中できると思うんだけど。で、この日は終演後にゲストとのトークセッションがあり、そこでようやくどんな物語だったのかを知るという。まあこんな日もありますわな。ゲストの楯岡氏の作品解釈やドストエフスキー論みたいな話はとてもおもしろくて「100分de名著」見たことないけどこんな感じなのかなと思ったり。
で、まったく知らないので地点のことをググってみたらアレな記事が出てきてアレな気持ちになるなど。きつい。健全に夢を追える世界であってほしい。
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