関内ホールで渡辺貞夫のコンサートを見る前に今年のメゾン・ド・ハラ納めです。ランチの予約で店に向かうとまだ空気は冷たいけど日差しが強くてポカポカしてきます。相変わらず野毛山の坂はきつい。店に入ると新たに購入したというデカいワインセラーが鎮座しておりました。ワイン好きのお客さん多そうだしね。というわけで本日のメニューです。
前菜は牛のパストラミと黒イチジクにサラダ添えです。パストラミは皿の手前にみえる部分だけかと思いきや向こう側まで全面に敷き詰められていて、相変わらず想像を超えてくる量ほんと笑う。豚のハム大好きマンですがさらに肉感が欲しいときは牛パストラミもいいですね。自家製パンに手前のキュウリのピクルスと粒マスタードとパストラミを乗せて自作パストラミサンドにしていただきました。そしていつもの野菜。何種類あるんだろう。好き。実は前菜をガトーフォアドヴォライユ（初耳、鶏レバーパテらしい）と迷ったんだけど温かいタイプでサラダ添えにできないとのことで、やっぱり野菜食いたくてパストラミにしました。こういうとき複数人だといいよねえ。（ボッチの嘆き）
お店の方が「イチジク乗せるの忘れてた！」と持ってきてくれたのがこちら。確かにさっきの写真には映ってない。気づかずに食ってる私もどうなんだと。しかしこの絵面もすごいな。ちなみにこの黒イチジク、普通のイチジクより味が濃い気がする。知らんけど。すげーうまい。
メインは北海道産合鴨コンフィです。この店でまだ鳥食ってなかったのとクリスマスシーズンてことで少し奮発してみた。この店はコースの基本料金が決まっていて、メニューによって追加料金が発生するシステムで、合鴨コンフィは一番お高いやつのひとつ。合鴨のモモ？をかなり時間をかけてコンフィしてるんだろうか。表面は皮も含めてカリッカリ、皮と肉の間の脂は溶けてドゥルンドゥルン、肉はしっとり柔らかで、ナイフとフォークを軽く当てるだけでホロッと骨がはずれます。これだけだと結構濃いのでマスタードをたっぷり使ってこちらもパンと一緒にいただきました。鴨そばとかにありがちなパサパサの鴨の印象しかない人はびっくりすると思う。私はびっくりした。
デザートにモンブランの柿シャーベット添え。既に限界に近い腹をさすりながら別腹スイッチON。マロンクリームにゴロゴロマロンが埋まってるやつ。いまどき一年中食えるけどそれでも秋冬に食べておきたくなる。土台が軽いメレンゲタイプで助かった。別腹とはいえスポンジタイプだったらしばらく動けなかったはず。地味に柿シャーベットが激ウマだった。デザートこれだけでもよかったのでは……（軟弱者並みの感想）
ちなみに最近毎度たのんでる自家製ビネガーソーダ。今回はキウイがゴロゴロ入ってた。自家製ビネガーなかなかいけますよ。お酒はちょっと、というときなどにどうぞ。
今年の夏に某ツイッターで流れてきたメゾン・ド・ハラ、このレベルで気に入る店に出会えたのはとても運が良い。まだ食べていないメニューもたくさんあるし、来年も腹をすかせて行こうと思います。（帰り際に1月の予約を済ませた）
ごち。
前回の訪問
2022/01/15 再訪
