ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

22. サリュート・トゥ・デューク・エリントン/渡辺貞夫オーケストラ

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出演:渡辺貞夫 (alto sax)/Trumpet Section:西村浩二、奥村 晶、菅坂雅彦、岡崎好朗/Trombone Section:村田陽一、辻 冬樹、奥村 晃、山城純子/Sax Section:吉田 治、近藤和彦、小池 修、竹野昌邦、竹村直哉/小野塚 晃(piano)/粟谷 巧(bass)/竹村一哲(drums)

会場:関内ホール

 

メゾン・ド・ハラでメシを食うことは決めたものの特にこのエリアに用事がなかったので周辺の主要な施設のスケジュールを眺めていたら関内ホールでのコンサートが気になったのでポチッとな。世界のナベサダです。20年くらい前に同僚に誘われて行ったジャズフェスでお見かけしたようなしてないような。ビッグバンド編成ならド素人の私に難解すぎる感じにはならないだろうと思ったら正解でしたね。ムーディーな曲からアップテンポのノリがいい曲まで、デューク・エリントンの作品を中心としながら色々な曲が披露されて、全然知らなくてもとても楽しめました。私はロックバンドしか経験がないけどビッグバンドジャズのソロ回しはテンション上がる。しかしコロナ禍でなければ歓声がすごかったんだろうなあ。そこはやはり寂しいもんですね。アンコールはサックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテットで「花は咲く」を。この曲への思いは人それぞれだろうけど、戦中に少年時代を過ごし戦後の復興を一歩ずつ踏みしめその後も様々な災害と復興を目の当たりにしてきた88歳の渡辺貞夫がこの曲を演奏する意味を思うと言葉を失う。そしてオーラスのアンコール2曲目はNHKで現在放映中の「カムカムエヴリバディ」の劇伴から。私は見ていないのですが、ドラマの内容は渡辺貞夫自身がリアルタイムで経験したものでありとても懐かしいのだそう。私の知らない時代を生きてきた人に触れることでその時代に思いを馳せることができるのはとてもおもしろい。しかしパワフルな爺さんだ。休憩15分を挟んで2時間強、とんでもねえな。