■音楽監督・指揮
大森悠(大阪フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者)
■トランペット独奏
高見信行(大阪フィルハーモニー交響楽団団員)
■コンサートマスター
宮田英恵(大阪フィルハーモニー交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者)
■曲目
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」ハ短調
■会場
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
ハイドンのトランペット協奏曲が大好きなんです。学生時代にデアゴスティーニのクラシックコレクションを買っていて気に入る曲やそうでない曲いろいろでしたがその中でも特にこれが好きで聴きまくってました。3楽章で15分程度という小ぶりな感じも聴きやすいし悲壮感が全くない底抜けの明るさで第3楽章は特にテンション上がるので景気づけに聞きたい曲No.1かもしれん。と言いつつしばらく聴いてなかったんだけどふと思い出してチケットぴあで曲名検索したら出てきたのがこの公演です。若手中心のオケで指揮、ソロ、コンマスはベテランという構成らしい。まずはベートーヴェンの交響曲第8番です。聴いたことあるようなないようなという薄い印象でしたが結構好きかも。なんなら「運命」より聴きやすいまである。やはり素人には曲の短さが重要か。そしてお待ちかねのハイドンのトランペット協奏曲です。この曲を生で聴くのは今回で2回目で、初体験は2007年のセルゲイ・ナカリャコフの公演でした。16年前とかビビるな…… というわけで今回ですがやっぱりテンション上がるわー。キラッキラのソロが最高に気持ちいい。来世はトランペット奏者になろう。
ちなみにかつて村上春樹が「意味がなければスイングはない」で退屈と評したウィントン・マルサリスも吹いているのでいろんな人の演奏を聴き比べてみるとおもしろいと思う。私は嫌いではない。
このあとにオマケでルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの休日」が演奏されました。小学校の運動会だ。懐かしすぎて泣けてくる。
最後はジャジャジャジャーンの「運命」です。たいていの人が聴いたことがある一方でほとんどの人は第1楽章の冒頭しか知らない「運命」ですが私も例に漏れず。初めてちゃんと聴いたけどこんなに長かったんだ。←おい ちなみにジャジャジャジャーンからもっかいジャジャジャジャーンまでの間はかなりためるもんだと思ってたら今回はそのイメージの倍速くらい速くてワロタ。これはこれでアリだな。いろんな人に聴かせたい。というわけで16年ぶりにハイドンのトランペット協奏曲を聴けて満足しましたがスイッチ入っちゃったのでまた探して聴きに行こう。
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