ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

映画2022年8月

7月分はこちらです。

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いやーやっちまった。これ書いてるのは10月4日です。9月分をまとめようとしたら8月分をまとめてないことに気がついた。夏のせいですね。そんなわけで感想を書き忘れている作品は既に2ヶ月以上経ってるわけで何も覚えていません。頭がフロッピーディスク並みの容量なのでしかたない。というわけで8月分、行ってみましょう。

 

64. 海上48hours ―悪夢のバカンス―
学生最後の春休みにメキシコのビーチでバカンスを楽しむ5人(男3女2)はテキーラをあおりベロベロのまま夜が明けた頃に係留されたジェットスキー2台を発見して管理室の鍵を壊して乗り始め調子こいて沖まで出て2台が互いに向かい合いスピードを出してギリギリで避けるチキンレースをしていたら避けきれず男1は足を負傷してジェットスキーは故障して5人が完全に孤立したところにようやくサメが登場してドッタンバッタン大騒ぎという物語です。サメ登場まで結構焦らされた。男1と付き合ってる女1が男1のスマホ見たら女2とのチョメチョメ写真が出てきて女1・2が険悪ムードになりつつも迫りくるサメの恐怖で険悪設定があまり生かされず若干の消化不良感も。パクッ! → 助けて! → 離さないわ! → ブチブチィィ! の流れは素晴らしい。本作のタイトルが見覚えあるのは「海底47m」のスタッフが制作してるからだろか。シチュエーション的には「ロスト・バケーション」に近いですかね。ほぼ様式美のみで作られた無難な作品ですが逆に安心して楽しめるクオリティとも言えるので「夏だしサメ映画でも見るか〜」という人はぜひどうぞ。


65. プアン/友だちと呼ばせて
仲違いしたかつての親友ウードから電話があり白血病でもうすぐ死ぬと知らされるボスが故郷タイに戻ると「最後に願いを聞いてほしい」と言われウードの元カノたちにあるものを返しに行く旅の運転手となるボス。拒否られたり、結局会えたり、結局会えなかったり。車の旅のお供はかつて放送されていたラジオ番組の録音カセットテープ。アリス、ヌーナー、ルン、元カノの名前が書かれたカセットテープから聞こえる声はウードの亡き父。父の最期に立ち会わなかったウードの想いが理解できてしまい私も辛い。一方ボスは母に捨てられ半ば仕組まれた恋人プリムに絶望し自暴自棄に生きるがこの裏にはウードの知られざる秘密が。ウードのボスへの遠回りな贖罪が果たして通じるのか。いやこれなかなか良い作品でしたよ。そして元カノ3人とプリムみんな可愛くてたまらんね。おまえらどんだけ面食いだよ。ひとつしこりが残るのがプリムがウードを利用したのは明らかで先日観た「神は見返り美人を求める」を思い出すなど。うーん、きつい。


66. 今夜、世界からこの恋が消えても
罰ゲームで日野真織(福本莉子)に告白した神谷透(道枝駿佑)だがなぜか日野は受け入れて付き合うことに。ただし日野は付き合うにあたり3つの条件を課す。1つ目は、放課後まで話さないこと。2つ目は、連絡は簡潔に。そして3つ目は、本気にならないこと。日野は朝目覚めると部屋の壁に張ってある「事故で前向性健忘症であること、PCの日記を読むこと」から1日が始まる。新たな記憶が定着せず睡眠により事故以後の記憶が消えてしまう日野の生きる術だった。という物語で、記憶に関する設定という意味では私の好きな作品「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」に近いなと思ったら監督が同じでした。寝ると忘れる設定を無理なく活かすことがどこまでできるかが重要だと思ったけど家族や友人もわりとざっくりしているので核となる設定ではあるけどあまり突っ込まずに見るのが良さそう。キーパーソンとなる友人役の古川琴音がいい味出してたな。神谷の姉役の松本穂香が必要以上にオトナ感を醸していてちょっと笑うなど。


67. バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」の監督主演のフィリップ・ラショーの新作です。前作はシティーハンター愛にあふれるしっかり笑える作品でめちゃくちゃ楽しかったんだけど、本作もとても楽しい作品に仕上がっていました。本作はスーパーヒーローのタイトル通りDCやマーベルの作品オマージュがふんだんに使用されていて、バットマン、スーパーマン、アイアンマン、キャプテンアメリカ、サノス、ガモーラ、スパイダーマンなど、元ネタを隠す気もない感じに「大丈夫なのかこれは?」と思わなくもないけどその都度笑わせてもらいました。記憶喪失からの勘違いコントっぷりは鉄板なんだけどさらにもう一捻りあるのでよくできてんなーと。なお本作にはトム・クルーズが出演していますがネタなのかガチなのか是非ご確認ください。


68. バイオレンスアクション
感想書き忘れのため鑑賞時メモのみ。ドラゴンボールみたい。タイラップは切れねえだろ。ハシカンかわいい。


69. サバカン SABAKAN
感想書き忘れのため鑑賞時メモのみ。全編あざとい。さば味噌寿司うまい。貫地谷しほりが母親役をやる時代。謎のおねえさん由香おっぱい。スタイリスト細見佳代。草彅剛と尾野真千子クソ野郎と美しき世界。長崎、長与駅、ラブナード、浜屋


70. ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ
感想書き忘れというか書き始めて放置してたっぽいので書き始めだけ。テイルスかわいいよテイルス。というわけで前作ラストで確定していた続編の公開です。はるか彼方のきのこ星に飛ばされたドクター・ロボトニックがナックルズと手を組んで地球に戻ったからさあ大変。(ここで終わってる)まだ続くっぽいのではよ作れや。


71. NOPE/ノープ
空から突然降ってきたコインに頭を貫かれて死亡した父にかわり牧場を引き継いだOJ。空に不審な影を見たOJは妹に話し2人で特ダネ映像を撮って金儲けを企む。屋根や周囲にカメラを設置して空を録画した動画を再生すると流れる雲が映る中で微動だにしない雲?に気づく。何者かがいる。牧場の馬が消える、付近で行われていたイベント参加者たちの失踪、いずれもヤツが関係している、なぜなら消えたダミー(木馬)が空から降ってきたから。腹ペコのヤツは食事と排泄を繰り返していた。ここはトイレじゃねーぞクソったれ。一方、数十年前にサーカスの猿が発狂して団員を皆殺しにした事件の唯一の生き残りジュープ。あの猿とジュープ、参加者たちが失踪したイベント主催者のジュープとヤツ、この関係は一体なんなのか。というわけでいわゆるUFOモノかと思いきやヤツ自体が生物でした。第一形態も十分気持ち悪いけど終盤の変態(変形)っぷりはむしろ美しい。「ゲット・アウト」、「アス」とはテイストの異なる作品でジョーダン・ピールの幅広さを感じるなど。既に次回作が楽しみですね。


72. Zola ゾラ
ウェイトレスでポールダンサーのゾラが勤務先のレストランに来た客のステファニーとダンスの話題で盛り上がり連絡先交換したらステファニーからの「ダンスで稼げる話がある」に乗っかったら地獄を見たという物語。ツイッターに投稿された話がベースとなっているらしいんだけどほぼ実話なのか創作なのかはよくわからん。地獄ってのはうまい話に乗ったらツレの男が女衒だったみたいな感じでまあそういうことなんだけどちょっと混乱したのがこの物語は基本的にゾラの被害という視点で進んでるのに終盤にステファニーの視点に切り替わるところがあってどちらが真実なのか怪しくなってしまった。まあ元ネタがゾラの独白なのでこの展開は映画独自なのかなあ。貧困の連鎖的なものも漂っていて目的地がフロリダのタンパなんだけどかなり治安が悪くて驚くなど。まあフロリダのイメージはマイアミとかディズニーくらいなので。まあそのディズニー周辺にも「フロリダ・プロジェクト」的な話もあるわけで全部貧困が悪いんだ…… ちなみに本作はR18で生チンコ祭りでした。その生チンコ祭りのシーンがかなりエグくて「ラストナイト・イン・ソーホー」を思い出すなど。

 

ではまた9月分で。

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