ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

2022年の映画まとめ

2021年のまとめを書いてるときに「2022年は毎月こつこつまとめて年末に苦労しないようにしよう」と思いましたが夏休みの宿題を夏休み中に終えられなかった子がそんなことできるわけなかった。年内には → 三が日には → 一週目には ← いまここ。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、えいがのまとめ。というわけで各部門です。あくまで今現在の気分です。部門かぶりは気にしない。部門が多すぎるのも気にしない。

 

家族部門

「Coda コーダ あいのうた」、「1640日の家族」、「プアン/友だちと呼ばせて」、「LOVE LIFE」、「秘密の森の、その向こう」、「パラレル・マザーズ」、「シスター 夏のわかれ道」、「ある男」です。家族愛や様々な家族のかたちが描かれている作品で、家族とは? を考える機会になります。中でも再婚や養子といった私自身の境遇と重なる部分のある作品には弱いのでその辺を扱われるとチョロいです。「ある男」は久しぶりに映画館で涙が止まらんかった。

 

青春部門

「麻希のいる世界」、「ブルーサーマル」、「リコリス・ピザ」、「プアン/友だちと呼ばせて」、「夏へのトンネル、さよならの出口」、「Never Goin` Back/ネバー・ゴーイン・バック」です。自分には無かった青春への憧れですかね。来世は頑張ろう。「麻希のいる世界」は個別記事にも書いたけど元さくら学院の2人が本当に素晴らしかった。「Never Goin` Back/ネバー・ゴーイン・バック」は青春と呼ぶにはあまりに酷い環境の物語なので部門違い感もあるんだけどあそこに青春すら無いのは救いがなさすぎるので。

 

友情部門

「麻希のいる世界」、「グッバイ、ドン・グリーズ!」、「モービウス」、「メタモルフォーゼの縁側」、「ブラック・フォン」、「プアン/友だちと呼ばせて」、「Never Goin` Back/ネバー・ゴーイン・バック」です。「モービウス」の幼少期の友情に引きずられる物語とかもうね。好き。「メタモルフォーゼの縁側」の”好き”で繋がる世代を超えた関係も憧れますねえ。予告編で芦田愛菜が号泣してたのでてっきり婆ちゃんが死んだのかと思ったらそんなことなくて騙しやがってという気持ちになりました。(死ななくてよかった)

 

ジュブナイル部門

「グッバイ、ドン・グリーズ!」、「ブラック・フォン」、「ぼくらのよあけ」です。予告編からホラーだと思っていた「ブラック・フォン」がまさかのジュブナイル物で子供たちが力を合わせて戦う系に弱いので最高でした。ただ、ああいう予告編だと本来のターゲットに届きにくい気もするので複雑ですね。

 

おっさんがカッコいい部門

トップガン マーヴェリック」、「グレイマン」、「ザ・コントラクター」、「ナイトライド 時間は嗤う」です。還暦を迎えてなおおっさんと呼ぶのをためらうトム・クルーズ、気づけばおっさんと呼べる歳になっていたライアン・ゴズリングクリス・パイン、いずれにせよおっさんが元気に動いているのは楽しいもんです。

 

百合部門

「百合の雨音」です。タイトルが直球だ。もっと百合作品があったような気もするけど私はガバガバ百合判定士ではないのでこの一作となりました。ロマンポルノとして撮られた作品ですがハードな描写は無くおそらく女性客をかなり意識して作ってると思われます。いやー百合っていいですね。

 

甘酢部門

「リング・ワンダリング」、「リコリス・ピザ」、「夏へのトンネル、さよならの出口」です。届かぬ想い、時すでに遅し、ままならない、すれ違い、ぜんぶ大好物です。全男子(主語デカ)の憧れである思春期における年上女性とのあれこれが描かれる「リコリス・ピザ」はませガキ少年と幼さを残す大人の女性の物語で結局どちらもガキなので非常にもどかしいんだけど「あれ? これ年取ってもやってんな」という感覚に襲われて俺もガキだったのかと恥ずかしくなりますね。

 

設定部門

「ポゼッサー」、「今夜、世界からこの恋が消えても」、「この子は邪悪」、「シーフォーミー」、「地下室のヘンな穴」、「ドント・ウォーリー・ダーリン」です。設定は面白くてもそれを活かし切るのがなかなか難しいこの部門です。他人の肉体を乗っ取り悪事を働く「ポゼッサー」、2人(2個体)の魂を入れ替える「この子は邪悪」、どちらももう少し細部までこだわればもっと面白くなった気がする。セカコイはキュンキュンすればそれでいいので多くは語るまい。SAO的な「ドント・ウォーリー・ダーリン」は設定自体はマンネリ感があるもののラストで男女逆転モノの匂わせもありなかなか。

 

痛み部門

「TITANE/チタン」、「死刑にいたる病」です。思わず唸ってしまったり目をそらしたくなるやつです。痛いのが本当に苦手なのでかなりきつかった。「死刑にいたる病」の爪剥ぎなどは「やられる」痛みですが「TITANE/チタン」は自分でやる痛みでこれがとにかくヤバかった。私には耐えられない……

 

音楽部門

「Coda コーダ あいのうた」、「グッバイ、ドン・グリーズ!」、「犬王」、「トップガン マーヴェリック」、「耳をすませば」です。歌とか音楽とかやられるとチョロいんですよ私は。「グッバイ、ドン・グリーズ!」はまったくの想定外で不意打ちはズルい。「犬王」はもっと琵琶を前面に出してほしかったな。ここにトップガンを入れるのはなんか違う気もするんだけどデンジャーゾーンの1曲で世界中を沸かせるんだからしかたない。

 

時を超える部門

「リング・ワンダリング」、「夏へのトンネル、さよならの出口」、「秘密の森の、その向こう」、「ファイブ・デビルズ」です。はじめから時間にかかわる物語だとわかっているのも悪くはないんだけど作品の中で「あっ、そういうことだったの!」と気づく瞬間もたまらんのよね。「秘密の森の、その向こう」はそこに家族が絡むので私のツボを押されまくりです。「夏へのトンネル、さよならの出口」時間経過をすべて描いたのが意外だったけどゾクゾクした。

 

不思議部門

「リング・ワンダリング」、「スターフィッシュ」、「TITANE/チタン」、「NOPE/ノープ」、「LAMB/ラム」です。結局なんだったんだ? という疑問は残るもののその余韻が嫌いではないやつです。だいたい何かのメタファーだったりするんだろうけど「観るだけ」のスタイルだとそこまでたどり着かないので2023年はそういう作品のパンフレットを買うようにしようかなあ。

 

おち○ちん部門

「愛なのに」、「スターフィッシュ」、「猫は逃げた」、「ビリーバーズ」、「X エックス」、「夜明けの夫婦」、「女神の継承」、「サバカン SABAKAN」、「ブレット・トレイン」、「手」、「愛してる!」、「百合の雨音」、「ファイブ・デビルズ」です。この部門だけやけに多いけどそういうのばかり選んで観てるわけではないです。ガッツリなものからソフトなものまで、おっぱい、おしり、えっちなシーンが印象深い作品です。「スターフィッシュ」のふと始めるオナニーたまらんね。「猫は逃げた」は尻が良い。溜まりに溜まったものが爆発する「ビリーバーズ」はどエロイ。「X エックス」の横乳も良いなあ。「百合の雨音」は言わずもがな。2023年も元気になりましょう。

 

クンカクンカ部門

「シン・ウルトラマン」、「ビリーバーズ」です。前部門とかぶるんだけど特にスクリーンを越えて匂って(臭って)きそうなやつです。匂いは興奮しますね。(直球) 匂いについて語り始めるとガチで気持ち悪いおっさんになりそうなので察してください。

 

アクション部門

ガンパウダー・ミルクシェイク」、「バイオレンスアクション」、「ヘルドッグス」、「RRR」です。「バイオレンスアクション」は橋本環奈が動いてるってことで良いんじゃないかと。ハシカンかわいいし。銃だけでなくいろんな武器で大騒ぎするガンパウダーは爽快だしヘルドッグスは相変わらずの岡田くんで最高です。バディの坂口健太郎もなかなかよかった。「RRR」は冒頭のラーマの無双シーン(といいつつだいぶボコボコにもされる)で度肝を抜かれた。その後もとんでもないアクション三昧で劇場で観ないとダメなやつ。

 

ヤバい部門

「ハッチング ー孵化ー」、「ザ・メニュー」、「MEN 同じ顔の男たち」です。異形を育てるハッチング、無限出産のMEN、どちらも発想がイカれていて最高です。正直かなり気持ち悪いのでそういうのが苦手な人は気をつけて。自信ニキにはオススメです。「ザ・メニュー」は毛色が違ってあたまおかしい系ですね。完全に狂ってしまったシェフとその原因である客たちの物語ですがラストでは結局シェフは極めてマトモだったようにも見えておもろい。

 

観て部門

「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ」、「ニューオーダー」、「恋人はアンバー」です。たぶんヒットはしてないけどとても良い作品なのでもっとたくさんの人に観てほしいなあと思うやつです。アンラッキーセックスはポルノに始まり教育・性・宗教・差別・貧困・政治・表現など社会が抱える問題を提示しつつ少し滑稽にも見えて重いけど気軽に見れる作品です。ニューオーダーは主に貧困・格差をガッツリ重めで描いた作品で冒頭から時すでに遅し感で絶望的なんだけどその前にできることを考える機会にはなる。アンバーは同性愛の物語なので気になる人はぜひ。ラストが気に入らないけどそれ意外はなかなか。

 

クソ男部門

Zola ゾラ」、「MEN 同じ顔の男たち」です。とにかく男がクソすぎてゾッとします。なんらかの理由により男性嫌悪の傾向がある女性はトラウマを呼び起こされそうなので要注意です。女性をモノ扱いする一方ですべてを受け入れ許し甘えさせてくれるママを求める男の醜悪さのオンパレードなので男の私でも吐き気がする。お気をつけて。

 

トンチキ部門

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」、「ブレット・トレイン」です。ここで言うトンチキはハロプロやジャニーズでの文脈のそれです。紙一重の作品なのでわりと人を選ぶと思うけどくだらないものをくだらないまま楽しめる人なら大丈夫。オマージュ? パロディ? 結局なんだったんだ? といったものに意味を見出すのも興が醒めるのであるがままを受け入れましょう。

 

アニメ部門

ちょっと数が多いのでリストで。

  • 地球外少年少女 前編「地球外からの使者」
  • 地球外少年少女 後編「はじまりの物語」
  • グッバイ、ドン・グリーズ!
  • ブルーサーマル
  • アンネ・フランクと旅する日記
  • 劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』[前編]君の列車は生存戦略 
  • バブル
  • 犬王
  • ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
  • ゆるキャン△
  • 劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』[後編]僕は君を愛してる
  • 夏へのトンネル、さよならの出口
  • 雨を告げる漂流団地
  • 四畳半タイムマシンブルース
  • ぼくらのよあけ
  • すずめの戸締まり
  • THE FIRST SLAM DUNK
  • かがみの狐城

面白かったやつ、そうでもないやつ、いろいろなんだけど年末のスラムダンクとかがみの狐城が全部持ってった感がある。記憶に新しいってのがズルいところではあるんだけどそれを差し引いてもこの2作品は傑作だった。スラムダンクはバスケの面白さ一点勝負の賭けに勝った作品で圧倒的でした。かがみの狐城はメンタルブレブレの中学生時代を生々しく痛々しく描き見るのもつらい場面もあるけど今悩んでいる子やかつて悩んでいた大人そしてその周りの人つまり全ての人が観ておいたほうがいいと思うしそうすれば世界が少し優しくなるはずだと思いたい。

 

以下、各月のまとめ。

 

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  • 明け方の若者たち
  • ザ・ボーイ 鹿になった少年
  • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  • クライ・マッチョ
  • シークレット・マツシタ/怨霊屋敷
  • Coda コーダ あいのうた
  • 地球外少年少女 前編「地球外からの使者」
  • フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

 

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  • 麻希のいる世界
  • 大怪獣のあとしまつ
  • 地球外少年少女 後編「はじまりの物語」
  • 355
  • ドライブ・マイ・カー
  • ティル・デス
  • 牛首村
  • グッバイ、ドン・グリーズ!
  • ナイル殺人事件

 

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  • モービウス
  • ハッチング ー孵化ー
  • 女子高生に殺されたい
  • KKKをぶっ飛ばせ
  • アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ
  • TITANE/チタン
  • 劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』[前編]君の列車は生存戦略

 

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  • ブラック・フォン
  • ゆるキャン△
  • 神は見返りを求める
  • ビリーバーズ
  • ソー:ラブ&サンダー
  • X エックス
  • リコリス・ピザ
  • レイマン
  • キングダム2 遙かなる大地へ
  • ボイリング・ポイント/沸騰
  • 劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』[後編]僕は君を愛してる
  • 夜明けの夫婦
  • 1640日の家族
  • 女神の継承
  • C.R.A.Z.Y.

 

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  • 海上48hours ―悪夢のバカンス―
  • プアン/友だちと呼ばせて
  • 今夜、世界からこの恋が消えても
  • バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー
  • バイオレンスアクション
  • サバカン SABAKAN
  • ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ
  • NOPE/ノープ
  • Zola ゾラ

 

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  • この子は邪悪
  • ブレット・トレイン
  • さかなのこ
  • シーフォーミー
  • 地下室のヘンな穴
  • アドレノクロム
  • LOVE LIFE
  • ビースト
  • 夏へのトンネル、さよならの出口
  • ヘルドッグス
  • 雨を告げる漂流団地
  • LAMB/ラム

 

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  • 恋人はアンバー
  • パラレル・マザーズ
  • すずめの戸締まり
  • ドント・ウォーリー・ダーリン
  • ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバ
  • ファイブ・デビルズ
  • ザ・メニュー
  • ザリガニの鳴くところ
  • ナイトライド 時間は嗤う
  • シスター 夏のわかれ道
  • 母性

 

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  • ブラックアダム
  • ある男
  • MEN 同じ顔の男たち
  • THE FIRST SLAM DUNK
  • アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
  • Never Goin` Back/ネバー・ゴーイン・バック
  • かがみの狐城
  • フラッグ・デイ 父を想う日

 

2021年のまとめはこちら。

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