ネットに影響される人の日記

ネットに影響される人の日記

影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

13. M&Oplaysプロデュース 「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」

mo-plays.com

■作・演出
岩松了
■出演
黒島結菜井之脇海、青木柚、櫻井健人、岩松了松雪泰子
■会場
本多劇場

 

---

 

銀座、そこはかつて海だった。
その空には、鴎が飛び交っていたのかもしれない――。

 

アキオ(井之脇海)とイズミ(黒島結菜)は早くに両親を亡くし、二人寄り添うように生きてきた。
今、アキオは銀座の広告代理店で働き、忙しい兄のためにイズミは手作りの弁当を職場に届けたりしている。イズミは、兄が大好きで、いつまでも二人で一緒にいたいと思っている。
そんな時、イズミは銀座の街で、「とみ」(青木柚)と「のぼる」(櫻井健人)と呼び合う、二人の若い浮浪者に出会う。この街に浮遊する彼らは何者?
そして、アキオは銀座で、父親の愛人だった葉子(松雪泰子)に出会う。かつて、二人の家庭を崩壊させた葉子に、しかしアキオはだんだんと惹かれてゆく。そんなアキオを見ているイズミ――。

 

人の気配が消えた年の瀬の銀座に現れた二人の若い浮浪者、寄り添う兄と妹、彼らと対峙する美しい女性――。
それぞれのドラマが絡み合い、やがて兄と妹にもたらされる恩寵とは――。

 

グーグルカレンダーを検索してみると岩松了黒島結菜は2017年の「少女ミウ」、岩松了松雪泰子は2020年の「そして春になった」を観ていたようです。そして本作はそもそも岩松了作品が好き、松雪泰子の声が好き、ということでポチッたはず。あらすじは上記の通りですが「とみ」と「のぼる」の立ち位置がいまいち掴みづらくてモヤモヤするなど。結局スッキリはするんだけど正直よくわかんねえなと。そして葉子(松雪泰子)のキャラクターがなかなかのクズっぷりでいやいやお姉さん頭をおかしいっしょと突っ込みたくなること多数という状況かつそのあたおか女のせいで人生狂わされたイズミ(黒島結菜)もあたおか女になってしまったというなかなかの救いのない話でラストは綺麗に終わった感出してるけどいやいやいやと突っ込みたくなる作品でした。やっぱりスッキリしねえなこれは。モヤモヤが残るからダメってことではなくて本作は私にはハマらなかったという。ちなみに岩松了作品にはたいてい本人が少しだけ出演しますが本作はかなりがっつりと出演していてそこは見どころの1つかも。役者としても好きなのでこれは良かったですね。

 

★今年の舞台一覧

htnmiki.hatenablog.com