この記事で紹介されていた「西洋美術史入門」を読んでみました。美術と名のつくものに縁も関心も無い人生でしたが5年くらい前にたまたま出先で空き時間ができてたまたま目の前に美術館があったので暇つぶしに入ってみたところなかなか面白くてがっつり2時間堪能してしまって以来たまに美術館に行くようになりました。
知識が皆無なので音声ガイドをレンタルできる大型展がメインになりますが規模が小さい展でも気になるものならなるべく足を運ぶようにしています。
ただ残念なのは絵の見方がわからないので「わぁー綺麗だなー」とか「なんかすげー」という感想しか出てきません。もちろん音声ガイドがいろいろ教えてくれるので技法や背景や小ネタを聞きながら楽しんでいるのですがそういう視点を自分から持てないのもちょっと寂しかったり。
じゃあ勉強すればいいのですがそこまででもないニワカなのでニワカ+αくらいになりたいなーなどと思っていたところへのこの本です。
「絵画は言語」(意訳)
これを知ることができただけでこの本を読んだ意味があったなと。
当たり前のように読み書きそろばんができる現代の日本人としてはその発想なかったわーと。もちろんはじめからそういう見方ができる人もいるんでしょうが私にはできなかったのでこの本を読んでよかった。
なんて書きながら今年はほとんど美術館に行けなかったので来年はもう少しアンテナはって面白そうな展に行こうと思います。
あ、Kindleで読みましたがモノクロ表示だとつらいので絵のページはなんらかのカラー表示で見たほうがいいです。