ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

18. lyrical school tour 2022 “L.S.” FINAL @日比谷野外音楽堂

sauce3.hatenablog.com

 

このブログに影響されてリリカルスクールのライブに行ってきました。このブログを読んだ時点の私のリリスクレベルは以下の通り。

 

  • グループ名を知ってる
  • 女性のヒップホップグループということを知ってる
  • スマホ時代のMVがバズってたのを知っている

 

その程度でよく行ったなという感じもありますがブログ主がこう言ってたので全然気にしない。

 

  • 「こいつが夢中になっているアイドルはどんなグループなのだろう」と興味を持った方、ぜひ
  • リリスクのライブ、基本的には何も前知識がなくても、当日行って身体を揺らすだけでも楽しめる強度の高いライブです

 

というわけで、あえて予習をしないで挑んでみた。ただし、以下の情報のみ事前摂取済み。

 

 

で、ライブの感想ですが、超楽しかったよ〜〜。まず、リリスクどうこうの前に夏の夕暮れの野音サイコー。めっちゃ気持ちいい。なんかこの感覚久々だわ。グーグルカレンダー検索したら2017年のGLIM SPANKY以来だった。なお私の初野音は1997年のthee michelle gun elephantのWORLD STEREO LYNCH TOURです。そんなことはどうでもよくてリリスクです。わかる曲は結局LAST SCENEだけだったけど勝手に体が動く曲だらけで何にも考えずにノッてました。手をあげるところなんかも雰囲気でわかるし、歌詞までは正直よくわからんのだけどシャーペンのやつはわかったしシャーペンをノックするアレは私もやっちゃったよ。ちなみに最後列で見てたのでファンの動きもよくわかりました。メンバーのことも全然わからずに見始めたライブだけどわりと早い段階で5人それぞれを認識できるようになったかも。ただしこの時点では名前を知らずメンバーカラーがあることも衣装替えのタイミングでググって知りました。risano、オレンジ、ちびっこ、ハスキーボイス。minan、紫、モデル、透き通る声。hinako、赤、キャラも声もかわいい。yuu、キャラも声もやんちゃ。hime、緑、顔と歌声のギャップ、女性の低音好き。ガチファンから見てズレてること言ってたらすんません。なにせクソニワカなもんで。推せるポイントはそれぞれにあるんだけど個人的にはrisanoとminanにハマりました。他のメンバーに比べてrisanoは1人だけキレが違うというか気づくと目で追ってしまう感じ。minanは最後列からもわかる異次元スタイルでこちらもいつの間にか見てしまう。そして5人それぞれ個性の違う声質でその中でも特に個性的なrisanoのハスキーボイスとminanの透明感ボイスはまだメンバーのことを全然知らない私にとってわかりやすい判別ポイントだったので。他3人がどうこうということではなく無知勢に目と耳でわかりやすい存在という感じですかね。ちなみに声質なんだけど曲によって歌い方を変えてるメンバーもいた気がした。なんとなく声で判別できるようになった頃に「あれ?これ誰だ?」みたいなことがあったので。もっとあたまわるい感想としては、ふわふわのドレスの赤かわいーとか、バリバリのバースかますオレンジかっけーとか、ツアーでさんざん泣いたけど今日は泣かない宣言する青かわいーとか、早々に泣いてるファンを見つけて「泣かないでー笑ってー」と言ってくれる緑やさしーとか、どこのショーモデルだよっつーかその声で起こしてくれ紫とか、いろいろですわ。基本的にMCなしで何度かの衣装替えを経て残り4曲のタイミングで初MC。ライブ中にもなんとなくそれぞれのキャラが見え隠れしてたけどこのMCもなかなか面白かった。そしてオーラス、唯一知っている曲「LAST SCENE」でファンによるサプライズのサイリウム演出。こんなんクソニワカでも泣くわ。最前列から帯状に輝く5色のサイリウム。最後列からもよく見えたし、ステージからは格別だったでしょう。minanは「大ヒットぶちかましたい」と言ってるし実際大ヒットは無かったのかもしれないけど、野音の規模だからできたサプライズでもあるだろうし、この規模たがら築けたリリスクとファンの関係性でもあっただろうし、とにかく現状できる最高のライブになったんじゃないかなと思う。すべて歌い終わったあと、何も言わずにサクっと捌けるminanとhime。「ありがとうございました!」だけのhimeっぽいし、そのうしろ姿にこれで終わるけど終わらね―し感のminan。いつも通りなのかこの日だけなのか知らんけど、熱いわ。全員捌けて事前告知通りのアンコールなしの中で鳴り止まない手拍子。たった2時間でクソニワカの私にもこんだけの物語を見せてくれたこのライブは忘れないだろうな。そんな感じで終始楽しいライブでしたね。ヒップホップは私の守備範囲にないジャンルだったけど、このライブのおかげでちょっとわかったかも。あと、リリスク無知勢の私なので本当に失礼で申し訳ないんだけどこんなにガチだったのかと驚いた。いや、何がガチなのかすらわからないんだけどとにかくラップうめえなと。「アイドルのラップ」に偏見丸出しだったのでそりゃ驚きますわ。ライブ後に調べたらラップも歌もダンスもガチな経歴のメンバーが揃っていたようで、アイドルかアーティストか問題は不毛なんだけどとにかくクソカッケーなと。さらにそもそもの前身がtengal6と知ってまた驚くなど。あのときはただのネタ枠だと思ってたしそれ自体が誤解だったんだけど。その後もhime加入の経緯とかオリメン消滅でminanとhimeの2人時代とかドルオタに刺さりがちな苦労がてんこ盛りでヤバい。まあいまさら知ってもすべて時既に遅しなんですけど。もっと早く知っておけばよかったーとか、こんなに楽しいのがもう見れないのかー、と思わなくもないけど、よく恋愛ドラマとかで「こんなにつらい思いをするくらいなら、いっそ出会わなければよかった」みたいな場面がありますが、私はそうは思わない派です。最高に楽しいその瞬間を知ってしまった以上はそれを知らない人生に戻れないし戻りたくない。たとえその先つらくても楽しいことをたくさんしたい。「知らないアイドル、興味ないジャンルのライブに行くとか無駄じゃね?」とか「そもそも好きなものを追いかけるだけで手一杯」とか一般的にはそうかもしれないし私自身も好きなものだけで時間も金も足りなすぎるんだけど、一方で、知らないものを知りたい欲求も強くて、だからこそのこのブログだったりするので、このブログ名の通りこれからもいろんな人から節操なく影響されていく所存です。古参もニワカもこの日この場所でこの時間を共有したという思い出はプライスレスだから。たとえば、思想信条が異なろうと2003年10月11日に幕張メッセにいた人とは私はいつでも握手できるし、2022年7月24日に野音にいた人とも同じだと思いたい。そして、リリスクはこれで終わりではないとのこと。「この5人のリリカルスクールで大ヒットぶちかますことを諦めていません」と言っていたminanがリリスクの看板を背負って新しいリリスクを作るそうなのでこれも楽しみ。ドルオタやってて悲しいのはたくさんうまれた素敵な曲たちが死蔵されてしまうことなんすよね。過去曲をどうするかまでは言及されてないけどこれまでのリリスクの歴史を見ると歌い継いでくれそうな気がするし。新メンが歌う過去曲に「違う、そうじゃない」と感じるファンもいるだろうしその気持ちもわからなくもないけど、個人的には曲に「生きて」いてほしいかな。このあたりは卒業加入の繰り返しにわりと慣れてるハロオタあるあるかもしれんけど。(もちろん慣れてないハロオタもいる) そんなこんなで、ドルオタの推し愛がこれでもかと綴られたブログに影響されて全然知らんアイドルのライブに行ったらクソ楽しかった日記でした。なおここに書いたリリスク情報のほとんどはライブ後の帰りの電車内でウィキペディアを見た内容です。←遅すぎる←いやそんなことない*1 

 

◆発表当時バズっていて知ってたMV「RUN and RUN」

www.youtube.com

 

◆唯一予習した現体制最後のMV「LAST SCENE」。これはクソニワカでも泣ける。つーかメンバーが一番泣きそう。

www.youtube.com

 

◆セットリスト

music.youtube.com

  1. -R.S.-
  2. 夏休みのBaby
  3. Over Dubbing
  4. YABAINATSU
  5. Pakara!
  6. 秒で終わる夏
  7. LALALA
  8. ユメミテル
  9. Danger Treasure
  10. Hey!Adamski!
  11. Bring the noise
  12. LOVE TOGETHER RAP
  13. LAST DANCE
  14. Fantasy
  15. OK!
  16. パジャマパーティー
  17. FIVE SHOOTERS
  18. Tokyo Burning
  19. Find me!
  20. TIME MACHINE
  21. 大人になっても
  22. つれてってよ
  23. L.S.
  24. Bounce
  25. シャープペンシル feat. SUSHIBOYS (Expanded Track)(feat. SUSHIBOYS)
  26. バス停で
  27. オレンジ
  28. Wings
  29. NIGHT FLIGHT
  30. The Light
  31. LAST SCENE

 

◆ライブレポ記事

www.jvcmusic.co.jp

www.cdjournal.com

natalie.mu

natalie.mu

 

◆minanインタビュー

qetic.jp

 

◆あなたもリリスクになれる!?(私は年齢で……)

lyricalschool.com

 

◆インタビュー記事

natalie.mu

 

★今年の音楽一覧

htnmiki.hatenablog.com

*1:遅すぎる事なんて本当は一つもありはしないのだ、何するにせよ思ったときがきっとふさわしい時 from 泣かないで恋人よ(ザ・ブルーハーツ)