ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

私は人間

wired.jp

 

この記事に影響されて映画「私は人間」を観ました。ビル(事故で四肢麻痺)、アン(パーキンソン病)、スティーヴン(中途失明)、この3人が脳にコンピューターを繋ぐことで機能回復を目指す話です。それぞれに軽く衝撃を受ける場面がありますがとりあえず観てほしいのでネタバレにならない程度に。ビルは自分で食事ができるのか、そしてその後は。機能回復したアンがコンピューターのスイッチを切ったとき。スティーヴンが光や物の輪郭をとらえた時そこにいた人は。ぜひ自分で観て確認してください。また、コンピューターを含む第三者に機能を支援してもらう場合は「私は私」であると認識できそうですが、本来人間には不可能な機能が追加できた場合にもそう思えるかどうか。

 

この作品は前述の3人を中心に進みますが同時に技術者や起業家たちの物語も描かれています。現状では失われた機能の補完・回復を試みるだけですが、彼らがその先に見ているのはいま現在の人間には存在しない能力の拡張です。しかしそれらを行う潤沢な資金力の超巨大企業つまりグーグルやフェイスブック(だけではないが)にあなたの心と体を預けられるかという。アン(パーキンソン病)は当初自分の頭に電極を差し込むことを「よくわからないもの」として警戒していました。ビル(事故で四肢麻痺)は「SFみたいでわくわくする。躊躇ったり拒否したりする人が信じられない。」とノリノリでした。私ならどうだろうか。興味はあるけどちょっと怖いかな。既に世界中で数十万人が脳にコンピューターを繋いで生活していることが紹介されますが、2029年までにはさらに身近なものになるだろうと予測されていました。楽しみですね。

 

ところでこの作品はAmazonプライム・ビデオで観たのですが字幕がかなり微妙なのでリスニングが苦手な人は多少の諦めをお忘れなく。まあ話がわからないレベルではないけれどおそらく自動翻訳っぽくて直訳文体だったりたぶん違うこと言ってんなとわかる場面があったりで、通常の劇場公開作などの字幕版は人間の目と脳が追いつけるように音声よりも情報量を圧縮削減していると聞きますが、この作品は音声の直訳を音声のスピードで字幕として映しているので見逃すことが多く何度か戻したり停止したりしながら観ました。

 

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