ネットに影響される人の日記

ネットに影響される人の日記

影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

映画2023年5月

※2023/12/30に書いてます

 

4月分はこちらです。

htnmiki.hatenablog.com

 

2024年はちゃんと書きます。

 

46. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
ロケットの物語を観たいと思ってたのでタイムリーでした。そうなんだよロケットはそういう奴なんだよ。おじさんはチョロいからこういうお話でイチコロなんすよ。そんな物語に父を乗り越えるクラグリンと母を乗り越えるウォーロックまで見せられたら大勝利でしょう。ありがとうガーディアンズ。もうこれで打ち止めで良いんじゃね感も漂うけど戻ってくるそうですよ。ところでグルートに喋らせるのはどうなんだと問いたい。コイチジカン問い詰めたい。あれは無くてよかったのでは。そしてハイ・エヴォリューショナリーがさすがに小者すぎやしないかと。もう少し詳しく神っぽさが欲しかったなー。


47. 聖闘士星矢 The Beginning
スチュワーデス物語片平なぎさ、血の1滴、かすり傷ひとつ、カットが切り替わると傷が消えてる、シエナうろうろしすぎ、コスモ制御できないくせに、九字切りみたい、セイントは東洋武術?、壮大な夫婦喧嘩、一瞬ペガサスファンタジー、スタッフにアダム・スミス、必殺技に名前がない


48. 高速道路家族
高速道路のサービスエリアにテントを張って暮らす4人家族の物語です。サービスエリアの駐車場で優しそうな人に声をかけて「財布をなくしガソリン代もなく帰れない」と寸借詐欺をはたらく父、妊娠中の母、聡い娘(9歳)、無邪気な息子(5歳頃くらい)の4人。以前金を借りたおばさんに再度遭遇してしまい警察に通報され父は逮捕される。残された3人、特に子供たちを不憫に思う通報したおばさんが自分が経営する倉庫に3人を住まわせ奇妙な共同生活が始まる、という物語。ノープランで行き当たりばったりの親を見ていると子供のことが心配になってしまう。愛があると言いつつ傍目からは虐待に観えてしまう。良い方向と悪い方向が同時に展開されるので情緒がつらい。素人目ではっきりしないことは正直書きづらいんだけどこの父母どちらも軽度の知的障害または精神障害が疑われる描写があるのでさらにきつい。仮にそうだとすると福祉にたどり着かない(たどり着けない)ことや場当たり的な行動に理由がうまれる。そうした者たちの結婚や子育てにまつわる諸々をどう考えればいいのか。まあこれらは想像でしかないのでこれらを抜きにしてもなかなかつらい物語だったなあ。


49. ブラフマーストラ
インドの古代史や神々をモチーフにした物語。両親を知らずに育ったシヴァはある日ヴィジョンを見たことで運命に導かれる。古代から秘密裏に受け継がれてきた武器アストラ、そして最強の武器ブラフマーストラを狙う闇の殺人者たちと対峙するがシヴァはまだチカラが無い。ヴィジョンをたよりにグルの元へたどり着いたシヴァはその教えに触発され日を操るアグネヤストラが目覚める。グルの元で修行する仲間たちと闇の殺人者たちを迎え撃つが、という物語。いわゆる貴種流離譚は好き嫌いがわかれるけど私は嫌いじゃないかな。なにより物語としてわかりやすいので気楽に観れるのがいいよね。とはいえ3時間の長丁場で終盤の総力戦は若干ダレるのでそこだけ難点。とはいえシヴァと互いに一目惚れのイーシャがひたすら可愛いので無問題ですね。ちなみにイーシャ役は「RRR」でもおなじみのアーリヤー・バットです。美しい。今ググったらシヴァ役のランビール・カプールと去年結婚してた。作品内で夫婦でイチャコラしやがって!


50. フリークスアウト
上半期No.1かもしれん。静電気()体質で人に触れると感電させてしまう少女マティルデ、磁石男マリオ、虫を操る男チェンチオ、獣に見える多毛症男フルヴィオ、かれらをまとめるサーカス団の主イスラエル。社会から阻害されたfreakたちの生きる場所はサーカスだけ。第二次大戦中ナチスドイツが勢力拡大する中でイタリアから逃れアメリカへ渡ろうと手はずを整えるはずのイスラエルが消える。freakたちの男3人はローマで巡業中のベルリンサーカスに雇ってもらいに行き、少女マティルデはイスラエルを探しに行く。ベルリンサーカスのある主フランツは彼らを採用するがそんな美味い話は無く少女マティルデもドイツ兵に犯されそうになるが……という物語。良くも悪くもキーパーソンのフランツはfreak4人組を酷く傷つけるが自身も6本指という異形で普通に軍人になることができず社会から弾かれた者で憎みきれないのがつらい。生きづらさを抱えた者同士の争いを雲の上から見る者がいる。途中マティルデを拾った野武士軍団もある意味freakでありナチスにとってはユダヤ人自体がfreakだったのか。ファンタジーの描かれ方がとても美しい一方で特に終盤の戦闘シーンはグロテスクな戦争を結構ガチで映していて落差にクラクラするが見応えある。この戦闘で放ったマティルデの光の大きさがこれまでの痛み苦しみ悲しみの総量なのだろうか。フランツが未来の夢を見ることができる設定がなかなか面白くて6本指で器用にピアノを弾きベルリンサーカスの名物となり本作序盤で披露する曲がRadioheadのCreepというのが既に目頭が熱くなる。つーか先日公開された「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」と被ってるのはご愛嬌。どちらも爪弾き者だしね。GotGはマーベルだけど本作はもうひとつのX-MENでもあるかなあ。「どこかで見た」がいろいろあれど傑作は傑作なので私は大好きです。


51. 宇宙人のあいつ
長男日村勇紀、次男中村倫也、長女伊藤沙莉、三男柄本時生、という四兄妹の次男が実は土星人で1ヶ月後には1年(ここで言う1年は土星の1年で地球の23年に相当、と書きながら念のため土星の公転周期をググったら29年だった)の地球留学を終えて土星に帰ることを知らされる。なお長男は初期から知っていた。地球留学の理由は土星社会にはぞんざいしない「家族」を知ること。そして帰還3日前に家族のうち1人を土星に連れ帰らなければならないことが判明。誰が土星へ行くのか。という物語です。こういう作品は難しいよね。まずこの基本ふざけたノリを許容できるかどうか。そんな中で伊藤沙莉と職場の同僚のでシングルマザーの関めぐみの距離感がほっこりポイント。適度な距離感とその距離感がマッチする人との出会いは永遠の課題だな。長男が焼肉屋を営んでいて焼肉食べたくなった。エンドロールの撮影協力で最近話題の高知県土佐市の新居地区観光交流施設「南風」が流れてきてワロタ。


52. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
偉大なるマンネリ期に突入しているワイスピシリーズですがクルマ好きの上司との数少ない雑談ネタになる作品なので見ないという選択肢は無いんたけど見たら見たで結局それなりに楽しくなっちゃうのでなんだかんだで好きなシリーズです。かつてドムが倒したレイエスの息子ダンテがすべてを奪ったドムに復讐するためイタリア・ローマでドムのファミリーに襲いかかりローマで風雲たけし城さながらのドンパチを繰り返しドムの妻レティは捕まり息子リトルBはダンテに奪われるも神業で奪い返しダムでトレーラーに挟み打ちされるも神業で切り抜けなんだかんだでハッピーエンドというこの2時間はなんだったんだ館はあるものの楽しければいいじゃんという感じで今作も次回を匂わせてまだまだ終わる気のないシリーズです。既に男塾並みの復活があり得ることになったシリーズなので今作でもある男が死んだっぽくなってますが油断は禁物です。最後にガル・ガドットドウェイン・ジョンソンが出てきたけど今までに出てたっけ?


53. ソフト/クワイエット
いやー観なきゃよかったと思う作品は久々だな。多様性や多文化に不満を募らせる白人至上主義の女性たちがグループを結成。その名も「アーリア人団結をめざす娘たち」。冒頭の初会合で自分たちが受けた「逆差別」を語りそのメンバーには父がKKKの幹部で自身もKKKという強者まで。会合に持ち寄られたスイーツのうちパイには鉤十字。リーダー格の家で飲み直そうと街の商店に立ち寄るとあとから入店した有色人種とトラブってこいつらの家にイタズラしようと盛り上がりリーダー格の夫が巻き込まれ留守中の有色人種の家に上がり込みオラオラしてたら引き返せなくなって仲間割れするしほれ見たことかと夫は早々に逃げるしもうどうにでもな~れといった物語です。ね、観なくていいでしょ。胸糞レベルは過去一かもしれん。「妻がマジキチだった夫の災難。そして妻が集めた仲間がバカだったと思いきや全員バカだった件」というサブタイトルをつけよう。バカがノリでバカやると後戻りできないという単純なストーリーを差別用語まみれでお送りしましたってそんなん見とうなかった。きっつー。ちなみに本作は全編ワンカットという手法も緊張感を際立たせており本当に気持ち悪い。


54. THE WITCH/魔女 ―増殖―

 

55. 最後まで行く

 

ではまた6月分で。

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