ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

23. ジュニアファイブ第13回公演『白が染まる』

とある地方の看護専門学校で出会い、青春を謳歌した仲良し4人組。

卒業後、連絡を取ることも少なくなったある日、4人は10年振りに再会する。

彼女たちは再び意気投合、同じ職場で働くことになるが、共に青春を謳歌したあの頃とはまた違った結束を徐々に見せていく。

“白”だった4人は、一体何色に染まっていくのか―。

 

■作・演出

小野健太郎

■出演

奥田努、小野健太郎紺野まひる山崎静代南海キャンディーズ)、高野志穂、罍陽子、大嶽典子、大村浩司、成田浬

■会場

下北沢 駅前劇場

 

観終わってすぐの感想は「なぜこんな救いのないものを作ったのか」という感じ。ひとりのサイコパスに付け込まれて全員地獄に落ちるだけ。こういう作品を書くモチベーションはなんなのか。付け込む/付け込まれる際の心理は確かにおもしろいし役者の本領発揮ではあるんたけど、とはいえ結末がこれだとつらい。と思って観たあとにツイッター検索してたらどうやら元ネタがあるらしいことがわかりました。

 

ja.m.wikipedia.org

 

覚えてるような覚えてないようなこの事件を脚色はあるもののおおまかな流れは再現していてなるほどこの作品を作ったのはそういうことかと。事実ベースであればまだわかるというか完全な創作だったらいろいろ心配になる。そういう意味では「OUT」を書いた桐野夏生は改めてやべー奴だなと。ただ「OUT」はもっとなんか刺さるところがあった気がした(読んだのは20年近く前なので……)んだよなあ。再読してみるか。救いのない物語でも大丈夫なときもあるんだけど今作のベースとなった事件は私にはいろいろ無理だった。

 

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