小さな地方都市。
高校生の真知は、クラスでも目立った存在の理々子のグループにいじめを受け、不登校になってしまう。
真知の母親は元女優で、華やかな芸能界にいたが、挫折し、故郷の町に戻って来ている。
何事にも悲観的で暗い性格の母親が、しかし、あるトラブルがきっかけで別人のように明るく社交的な人間になる。急に人が変わってしまった母親を前に、真知はその謎を解くべく、母親の過去を探り、彼女の知人を尋ねて「ドア」を開ける。真知を追いかけて来た理々子と一緒に、その「ドア」をあけると、二人の前に「あちら側の世界」が出現する。二人は「こちら側」と「あちら側」の世界を行き来する不思議な旅の中で様々な出来事に遭遇しながら、忘れかけていた過去の過ちや、未来の自分の姿を垣間見て、ふと立ち止まり、思案に暮れる。
そしてやがてその先に、ささやかな希望を見出してゆく――。
if……もしも……あのとき選択しなかったほうの人生に逃げ込み平穏に暮らすことはできるのか？ 後悔はするけど後悔し続けることはない私はそのドアを開けてあちらへ行くんだろうか。劇中では自分の後悔だけでなく、自分が失敗した同じ道を娘が進もうとしていることに感情的になってしまう母の姿もある。いやでも同じ道なんてあるのだろうか。娘の友人、学校の先生、かつての同級生との関わりの中で、何が大事なことなのか考えさせられる、のではなく、自分の選択についてのある種の諦念と覚悟を自覚するためのファンタジーだったように思う。やっていくしかない。 早霧せいなという元宝塚の人カッコよかったなー。あえて「演劇っぽさ」を全開にした演出だった気がするけど、私はそうでないほうがいいと思ってる。
今年の観劇一覧。
で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズです。先月三茶に来たときに第一候補だったモロッコ料理のダール・ロワゾーはランチとディナーの間の休憩タイムでまたしてもフラれてしまった。というわけでその時に行った香港バル213が気に入ったので今日も行ってみました。こちらは逆に客の切れ間で即入店OK。まあ緊急事態宣言中だしね。あとは写真で。
パクチー蒸し餃子。もっちり。
エビ腸粉。もっちりでろ〜ん。
香港式ピリ辛汁なし担担麺。控えめなカラシビで美味い。
デザートにインヨン杏仁豆腐。インヨンとはコーヒーとミルクティーを混ぜたものらしい。
ごち。
