この記事だけでなく少し前から話題になっていたので映画「JUNK HEAD」を観てみました。「なんかすごいらしい」というよくわからない状態で観たかったので上記の記事は読んでません。 とりあえずエンドロールで笑ったよね。むかしニコニコ動画でよく見かけた「全部俺」を映画館で見ることになるとは。映画制作とかストップモーションアニメとかよくわからんけどこりゃ途方も無いですわ。作品の評価以前に作りきったことの凶気に畏れるというか。堀貴秀監督のツイッターによると三部作構想らしいのでこれがヒットして儲かって出資者がつけば期待できるんじゃないでしょうか。パンフが売れると儲かるらしいけど売り切れで増刷中のようです。買って応援したかったけど残念。で、作品ですが、一言で言うと「怪虫だらけのはじめてのおつかい」ですね。嘘です。絶滅の危機に瀕する人類がかつて自ら作り出した人工生命体マリガンの生殖能力を調査するため彼らが住む地下深くへ主人公が送り込まれるところから始まります。アクシデントにより記憶を失い体がバラバラになり頭部のみとなった主人公が様々な出会いや経験を経てたどり着く先は、てな感じ。記憶をなくした主人公が名前をつけてもらい仕事を通してヒトらしさを獲得していく様子は某エバーの第3村の（仮称）を思い出しますね。嘘です。わりと素直な展開で話は進むんだけどきちんと回収されるところは気持ちいいし、定番というかもはや使い古されたギャグでしか見ないような場面もこの流れだとスッと入ってくるし、下手に奇をてらうよりずっと楽しめました。とりあえずフランシスとジュリアンのことは忘れないよ。そしてなによりもキャラクターがかわいい。まあ虫たちはグロめだけどそれも含めて。そして全部俺で困りそうなアフレコ、それなりの数のキャラクターが登場するんたけど、なるほどそういう手があるのかと感心しました。海外展開も見据えてのことだとしたらなお凄い。全部俺で始めた新海誠がその作家性を保ちながらビッグバジェットで成功してるんだから、こういう人がまた現れても面白いなと。
で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズです。渋谷ってなんでもありそうだけど逆によくわからなくていつも困る。というわけで適当に探した町中華「兆楽」です。適当に探したわりにこの界隈ではけっこう歴史ある店のようで、ルースチャーハン（細切り豚肉とたけのこ餡掛け）が人気だとか。これでもよかったんだけどメニューを見たらムースーロライス（キクラゲ玉子）というドンピシャメニューを見つけたのでこっちにしてみました。
外観です。
メニューです。
ムースーロ（キクラゲ玉子）、めちゃうまです。
餃子は、まあ普通。
完璧な晩ごはんです。
ごち。
