尊敬するお兄さん方との演奏会が終わってしまいました…
— 戸澤 采紀/Saki Tozawa (@SakiTozawa) 2021年3月6日
それぞれの持つパワーが凄すぎて圧倒されるシーンも多々ありましたが、耳も心も幸せな時間でした。リハーサル中も、皆の音楽に対する真摯さや、情熱、豊富なアイデアに、学びが尽きませんでした。
(続く) pic.twitter.com/9DkgL98HUK
関 朋岳(ヴァイオリン)
戸澤采紀(ヴァイオリン)
島方 瞭(ヴィオラ)
佐藤晴真(チェロ)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「クロイツェル・ソナタ」
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810 「死と乙女」
1月にヴィヴァルディの四季を聴きに行った際のフライヤーで見つけた公演に行ってきました。四季で東京ヴィヴァルディ合奏団のゲストソリストだった戸澤采紀が参加するとのこと。正直言うと演者も曲目も何も知らないのにフライヤーでソリスト繋がりというだけで聴きに行ったので音楽的なことは何も書けるわけがないのです。というわけでド素人がこんな感想を持ちましたというやつです。
まず、会場の王子ホール。マジで京浜東北線の王子駅にあるもんだと思ってたらまさかの銀座でしたね。三越の裏にこんなホールがあったなんて。キャパ300程度のこぢんまりとしたホールで、室内楽を聴くにはもってこいという感じ。
さて、まずはヤナーチェクの弦楽四重奏曲です。今夜の3曲の中でいちばん面白かった。私のようなニワカにはちょっと分かりづらいというか、ガチャガチャしていて調性どこ行った? みたいな、ともすれば雑音のような、なかなか攻めた曲だなと。ただ、それも含めてとても面白い曲だったので、あとでもう一度聴いてみようと思う。
次にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲です。これはド素人がイメージできるいわゆるクラシック音楽という感じで心がざわざわせずに聴けるタイプでしたね。まずはこういう曲から入るのが無難な気がする。
そして最後はシューベルトの弦楽四重奏曲です。たしか第2楽章の前半だったと思うけど、主旋律がなんとなく日本の童謡っぽくて懐かしさのある曲でした。そして今夜の締めとなる第4楽章がこれまた最高でしたね。テンポの早いシャッフルで激しく飛び跳ねるような曲で、さながらロックフェスの最後のようにテンションが上がりました。これは熱い。
アンコールはバーバーの弦楽四重奏曲の第2楽章と言ってたかな。これは今夜の曲目だとメンデルスゾーンのやつみたいにとても聴きやすいタイプでした。
弦楽四重奏が一般的にそうなのかわからないんだけど、今夜の曲はいずれも5〜10分程度の短めの楽章×4で、クラシック素人の私でも眠くならずに聴けるので、入門編に最適かもしれない。1月のヴィヴァルディもそうだったしね。たった4人でこの迫力は驚いたし、弦楽四重奏や室内楽を中心にコンサートを探してみるのもいいかもと思ってる。
ちなみにヴィオラの島方瞭に終始釘付けでした。動きも表情も漫画に出てくる天才っぽくて、基本的に少し怖そうな感じなのに、本人が気持ちいいポイントなのかふわっと笑顔を見せる瞬間がちょいちょいあって目を引く存在感だった。
また、客の8割くらいが関係者や知人みたいな空気で、ここまでアウェー感のある現場は初めてかも。フルオーケストラのコンサートだとさすがにそんなことはないんだけど、キャパ300程度で気鋭のソリスト4名となるとこんな感じなのかな。客の中にもヴァイオリンケース持ってる人がちらほらいたし。私も来世と言わずまたヴァイオリン習いたいな。
で、お出かけついでに美味いものを食べようシリーズです。先週地元のタイ料理店にカオマンガイを食べに行ったらまさかの品切れで仕方なくガパオを食べて、それはそれで美味しかったんだけどカオマンガイモードはOFFにはならなかったので、今夜は別の店ですがリベンジカオマンガイです。グーグルマップで銀座周辺のカオマンガイを検索したら東急プラザにセンディーテラスというタイ料理店があったので、コンサートの前にサクッと食べてきました。シンハビール公認のタイ料理店だそうですが、コンサート中に尿意は禁物なので仕方なく我慢。
まずは生春巻きで野菜を摂ります。
そして待ちに待ったカオマンガイ。美味いなー。
ごち。