クリスマスイブだしなんか美味いもん食うかと思ってたんだけどのんぴりしていたら松本訪問の1週間前になっており既に目ぼしい店は予約満席で計画性の無さにうなだれていたところにテーブルひとつ空いてるという店がこちらでした。店としても書き入れ時のこのタイミングに2人座れるテーブルをソロおっさんが占拠するのはどうなんだと思い「ット、ヒトリデモ、ダイジョブデスカ?」と聞いたら若干の間を置いて「あっ……もちろん大丈夫です」とのことで図々しくお邪魔してきました。がっつりフレンチでもがっつり和食でもないフレンチと和の融合みたいな店名に若干の不安を覚えつつも結果的にめちゃうまだったのでホッとしました。
外観です。
本日のメニューです。
とりあえず赤で始めます。まあこのあと運転するので葡萄ジュースですが。酒はワインと日本酒が豊富でしたね。
無花果とフォアグラのムース 米粉のマカロンでサンドして、です。フォアグラのもったり感が無花果で少し軽くなり前菜にちょうどいい。米粉のマカロンはそれ自体は美味いけどちょっと固いかな。このサイズならひと口だろと頬張ったらおかきみたいな固さで苦労した。
コンソメと鶏肉のルーロー 柚木香とともに、です。水炊き屋で初めに出してくれる鶏スープみたいなシンプルな味わいでホッとする。柚子の香りが良い。器は木曽漆器だとか。
吟醸クリスマスボックスです。サブレにリエットとかテリーヌとか百合根が乗ってた気がする。なんか美味かった。
真鯛のポワレです。カリッフワッ具合は抜群ですね。添え物は菊芋、ナスタチウムでほんのりピリッとするナスタチウムは好きです。以前メゾン・ド・ハラで食べてますね。濃厚なビスクソースはもちろんですが春菊ソースもなかなか。和テイストがいい感じに融合してますね。写真ないけどここで白ぶどうスパークリングを飲んでた気がする。
信州吟醸豚の低温調理です。塩麹漬けの豚を低温調理で仕上げ、大根の炊いたんにクレソンを添えてます。「パル」の影響で低温調理の豚は箸で崩れるくらいのイメージでしたがそこまでではなかった。とはいえしっとり仕上がった肉と甘い脂は間違いないですね。大根の炊いたんは膨れてきた腹にもスッと入っていきます。
七面鳥ときのこの土鍋ごはんです。信州味噌4種ブレンドの味噌汁と香の物が付きます。七面鳥の正解がわからんのと挽肉だったので「七面鳥食った感」はよくわからんけど鶏ときのこの炊き込みご飯がうまくないわけがなく出汁全開の旨味ごはんたまらんね。ただ土鍋がでかいので2杯食って終了。残りはおにぎりにしてくれたので翌日の朝メシに。
吟醸ブッシュドノエル2022です。中にはりんごの蜂蜜漬けとカカオニブが入ってます。とても美味しかったんたけどこれもなかなかのボリュームで腹限界。アイスコーヒーで一息ついてコース終了です。
お土産に日本酒をくれるということで4本から選べたんだけどよくわからないのでこれを貰いました。日本酒を飲む習慣がないのでどうしようか。
というわけで成り行きで決めた店で普段の食生活にはない価格帯のコースとなりましたがとりあえず美味かったし個室についてくれたギャルソンがいい感じのお兄さんでクリぼっちのおっさんと適度に会話してくれるなどとても気分良く食事できたのでまあ良い経験だったかなと。
ごち。