♦第1部
基調講演(西村秀人)
トークセッション(西村秀人×福中冬子×松原勝也)♦第2部
<出演>
松原勝也(Vn)、福田進一(Gt)、山中惇史(Pf)<曲目>
ル・グラン・タンゴ
タンゴの歴史
タンティ・アンニ・プリマ
鮫⋄アンコール曲
アディオス・ノニーノ
どこかでもらったフライヤーに「福田進一、ピアソラ」を見つけたので行ってみたという感じ。といっても福田進一のライブは初めてだし、そもそも村治佳織の師匠くらいのことしか知らないんだけど、たまたま名前が目に入ってきたこと、会場が藝大の構内にある奏楽堂ということで、こんな機会でもないと藝大に入ることもなさそうなので物珍しさもあって。ピアソラについてはおそらく多くの人と同じ程度しか知らないし、たしかサントリーのCMでヨーヨー・マのリベルタンゴが使われてたよね、くらいなもんです。小松亮太のライブや寺井尚子のライブでピアソラの曲を聴いたような気もする。まあその程度。で、クラシックギターでピアソラってのも聴いてみたかったのでそのつもりで行ったら、いきなりアルゼンチンタンゴの研究者でピアソラ専門家?の西村氏の基調講演からスタート。そのあとに藝大の教授2名が参加しての鼎談。そしてようやくライブという流れでした。これは完全に私の勘違いでタイトルにも「ピアソラを語る」とあるしね。公開講座みたいな位置づけなのかもしれない。で、私はライブ目当てで行ったんだけど、基調講演も鼎談もとても面白かった。年表を使いながらピアソラの最初期から晩年までを紹介するかたちで、タンゴの歴史におけるピアソラの特異性をクローズアップしてくれたので、ド素人にも理解しやすかった。そして鼎談、福中氏は近代音楽研究者でピアソラやタンゴの専門家ではないけどかなり予習してきたようでいい感じにトークを回してました。松原氏もピアソラやタンゴの専門家ではないけど演奏者の視点でのタンゴ、ピアソラ作品に感じることを話していてこちらも面白かった。ちなみに松原氏の父は有名なタンゴバイオリニストだそう。なので幼少期から染み付いたものはあるだろうとのこと。そしてライブ、ド素人の私には「これもタンゴなの?」みたいな曲もあって私のタンゴ観が少し広がった感じ。タイトルに「第1回」とあるように第2回、第3回も予定されているようなので、また行ってみようかな。そして福田進一個人のライブにもそのうち。
これは上野公園側にある古い奏楽堂。当初こちらでの開催だと思っていて直前に気づいてよかった。
こちらが大学構内の新しい奏楽堂。
奏楽堂のトイレが可愛い。
で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズです。上野から少し離れて小川町の町中華に行ったら営業しておらず。土日休業なんてどこにも載ってなかったよ〜。オフィス街だからなのか緊急事態宣言下だからなのか、まあ仕方ない。他に目につく町中華っぽい店も軒並み閉まってる。そういうもんなのか。というわけで、隣の神保町へ。有名なさぼうる、実は行ったことないのでナポリタン食うかと思い行ってみたら営業しておらず。マジか〜。どうでもよくなってとぼとぼ歩いてたら「ろしあ亭」という店が。ロシアなら許容範囲なので(←なにが)入店。メニューを見て注文したら「今日はそれ無い」と言われる。振られすぎワロタ。とりあえずあるものを注文しました。
外観です。
ピロシキ。具はまあまあだけどパンがふかふかで美味かった。
ザクースカ(前菜)3種。赤いやつは魚のフライっぽかった。レバーパテみたいに見えた白いやつはすり身なのかな、美味かった。奥のやつはニシンの酢漬けだろうか。よくわからないけど全部美味かった。
ガルブツィ(米の入ったロールキャベツ)、米はほとんど感じなかったけど美味かった。
ヨーグルトムース。美味いんだけど、これだけ妙に割高に感じた。
というわけで振られまくった末にたどり着いたとりあえずのチョイスでしたがまあまあ美味かったので、ヨシ!
ごち。