ネットに影響される人の日記

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影響されたり、観たり、聴いたり、食ったり。

22. 鎌塚氏、羽を伸ばす

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 『完璧なる執事』として名高い鎌塚アカシ(三宅弘城)は、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、それを見かねた主人から休暇を言い渡された。
 しかしこれまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。どうしたものかと途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急アルビオン』の切符が舞い込んできた。自分には分不相応だと迷いながらもアカシは乗車する。
 と、その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタル(二階堂ふみ)と再会を果たす。
 チタルは若くして両親を亡くしていた(『鎌塚氏、腹におさめる』より)。
 そんなチタルの従者は憂い顔の若い青年、真鍋リョウスケ(櫻井海音)。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。
 名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。
 この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請する。本音を言えば休息が苦痛だったアカシは、結局乗客の身辺調査を開始する。
 裏の顔は詐欺師である実業家・柳平トクジ(マキタスポーツ)や、クイズ好きの侯爵夫人、諏訪ノギク(西田尚美)など、ひとクセもふたクセもある乗客や、アカシとは旧知の仲、宇佐スミキチ(玉置孝匡)など、賑やかな登場人物が入り乱れ、またしても面倒な騒動に巻き込まれていくアカシ。 そして、列車の中でも第二の事件が勃発!
 疾走する列車の中、アカシの活躍によってハッピーエンドの大団円を迎えることができるのか、果たして、結末はいかに―――!

■作・演出
倉持裕
■出演
三宅弘城 / 二階堂ふみ / 櫻井海音 / 玉置孝匡 / マキタスポーツ / 西田尚美
■会場
本多劇場

 

鎌塚シリーズ第6弾を観てきました。2017年に第4弾の「鎌塚氏、腹におさめる」を観ており、第5弾の「鎌塚氏、舞い散る」は見逃してるという状況。シリーズではあるけど仕える御主人様が作品によって異なるようで「腹におさめる」に出演していたチタル(二階堂ふみ)が今作にも出ていたので運が良かったかも。今作はかなりしっかり騙された感がありこのシリーズやっぱおもしれえなと。そのうち連ドラになったりしそう。セットと映像を組み合わせた演出はわりと雑なんだけどその雑加減が昔のドリフっぽくておっさんには刺さる。若者にはどうなんだろう。そしてラスト、三宅弘城二階堂ふみによる「オリビアを聴きながら」が最高だった。こちらのブログひたちなかの新フェス「LuckyFM Green Festival」で杏里が「オリビアを聴きながら」を同日ほぼ同時刻に歌っていたことを知ってワロタ。そういや前回それほど気にならなかった二階堂ふみ、今回すげー可愛くてびっくりした。なんだあれは。あれはヤバい。そしてTBCのCMで見てから30年ずっと可愛い西田尚美様ほんと好き。終演後に「櫻井海音」って初めて見たけど何者なんだろうと調べたら桜井和寿の息子だとか。知らんかったー。正直まだまだこれからの役者という感じだったけど今後どうなるか。ここ数回2~3年おきに新作上演されている鎌塚シリーズ、また楽しみに待ちますか。