
■作・演出
三谷幸喜
■音楽
荻野清子
■出演
天海祐希、香取慎吾、尾上松也、ウエンツ瑛士、浅野和之、シルビア・グラブ、新納慎也、今井朋彦、藤本隆宏、峯村リエ、秋元才加、小澤雄太、中島亜梨沙、大野泰広、小林隆
■演奏
荻野清子(ピアノ)、近藤淳(リード)、岸徹至(ベース)、萱谷亮一(ドラム・パーカッション)
■あらすじ
カマタマ線シンジュク駅を朝8時15分に出発した。カマクラ行き下り各駅停車が、線路上で緊急停止した。接触事故が発生したのだ。輸送指令センターの陣頭指揮のもと、各自職務を全うしようとする。車両乗務員、近隣駅員、消防・警察関係者たち。そして事故車両に乗り合わせた人々、駅で電車を待つ人々が、それぞれの事情を抱えながら、一刻も早い復旧を待っている。事故対応が完了し、再び電車が動き出すのはいつになるのか。一つの事故が多くの人々の人生を変えていく……。
どこかでもらったフライヤーで見かけて面白そうだなーでもチケット取れないだろうなーと思いつつシス・カンパニー先行に申し込み天海祐希の所属事務研音の先行にも申し込むために研音有料会員になり研音のほうで当たったチケットで観てきました。ツイッターを眺めてると先行も一般も全滅した人が多かったようで運が良かった。三谷幸喜の舞台作品は昨年5月に「昭和から騒ぎ」以来ですが当時ブログサボり中だったので記録なし。今年は書くぞ。というわけで本作ですが役者15人が100人以上のキャラクターを演じながら電車の緊急停止から運転再開までをリアルタイムで描くということでどういう演出になるのか謎でしたが照明が当たる舞台中央にその瞬間の登場人物が立ち(座り)場面転換とともに上手(下手)の照明の当たらないエリアの椅子で待機してる人と入れ替わるというリレーのような形式で次々と別のキャラクターが動き出す仕組みでした。上手(下手)の待機席の後ろには衣装ハンガーもあり出演者は自分で次のキャラクターに着替える。舞台中央の本編を観ながら両サイドの動きも気になるので忙しい。序盤でこのリレー形式を観客に意識させてから中盤以降は本編にクローズアップさせるために待機組は舞台裏にはけるなど観客の視線をブレさせない工夫もあり物語に集中しやすい。発端である接触事故は通りがかりの男性が少女を抱え助けたためそもそも未然に防がれていたがふたりの安全確認ができないと運転再開はできずなぜかふたりの姿が忽然と消えてしまったため事態は膠着状態に。輸送指令センター長の天海祐希がかっこいい。運転再開時刻が未定のままでは埒が明かないので駅間を歩くことになるがたどり着いた駅にも人が殺到しており手詰まり。そんなところへトラックの運ちゃんが「ひとりなら乗せられるよ!」と救いの手を差し伸べるその運ちゃんは天海祐希。シリアスなキャラとギャグのキャラが入れ代わり立ちかわり出てくるので忙しい。不倫相手の家から直接出勤しようとしたら緊急停止に巻き込まれたワイドショーMCの香取慎吾はさながらみのもんたといったところか。他にも最寄り警察の交通課警官やダーリンなどを器用に演じ分けるも香取慎吾は香取慎吾でもはやそういうジャンルとも言える。こうして一人ひとり書いていくとキリがないが出演者全員歌う中で尾上松也の迫力はすごかった。これが歌舞伎役者の圧なのか。歌舞伎も一度は観に行かねば。男性に救助された少女が見つかり一件落着と思いきや救助した男性が見つからない。どこにいるのか。そして「ダーリンに捧げる料理教室」でダーリンを想う料理研究家が電話を取るとそれは……。ほぼ全編歌のみなのでミュージカル耐性がある人向けの作品です。また、三谷作品なのでコメディではあるけれど笑いよりも流れを堪能する作品かなと思いました。これだけ登場人物が多いのでできれば複数回観たい。一度では振り返りきれないよー。というわけでパンフも買ったけどわからん!こういう作品はのちのち作者や役者のコメンタリー付きでもっかい観たいね。そういうのお願いします。ちなみに同じ日に隣の国立競技場でTWICEのライブだったらしく周辺はTWICEファンと思われる人がたくさんいました。ツイッターで見かけた花火がすごかった。帰りに立ち寄ったカフェでプリンを食べたら以前ラブライブ関連で話題になってたお店らしい。プリンは美味かった。
