雨予報のため久しぶりにバイクではなく電車で向かった桜木町は降ったり止んだりというどっちつかずの空模様でしたが予約時間のタイミングはほとんど降っておらず日頃の行いの良さが出てしまいまった中で向かうは毎度おなじみメゾン・ド・ハラです。久しぶりにのぼる野毛坂はきつい。
前菜はニュージーランド産自家製スモークサーモンです。大ぶりのスモークサーモンが2〜3切れにいつもの盛り盛り野菜です。サーモンは生でミキュイでもスモークでも焼いてもうまい。その中でもスモークはうまみが一番引き立つ気がする。そして相変わらずのたっぷり野菜にはあまり見かけない野菜や酢漬けそして今回は自家製いぶりがっこまであり見た目・味・香り・食感すべてにおいて盛りだくさんで楽しい前菜でした。一見普通のトマトだけどめちゃうまだったりサラダには珍しい春菊だったり野菜そのものがうまいんだよなあ。サーモンもたっぷりなので自家製パンとともにセルフカナッペしていただきました。
主菜は仏産豚バラ肉のコンフィです。年を取ってから脂身のうまさに気付いた脂身ビギナーですがいまだにとんかつはヒレオンリー。そんな私が土下座してでも食べたい脂身がここのコンフィです。(土下座させられることはありません)見た目からして結構なボリュームの脂身なので初めて注文したときは怯みましたが口に入れた瞬間にとろけるそれは甘みとうまみの液体で誇張抜きに衝撃を受けた一品です。限界までじっくり時間をかけてコンフィした赤身部分は表面が軽く焦げるくらい香ばしく赤身の繊維質が際立つのでそのままでは少しバサついてしまうけれどそこで先ほどのうまみがと甘みの液体の出番です。子供の頃は脂身の意味がわからなかったけどこういうことなのかと。マジ最高っすねー。いくらうまいとはいえ結構な量なので終盤飽きそうですがマスタードでさっぱりいただくのもいいし写真にもある金柑がまたいいアクセントになって気付いたらペロリです。この店の豚バラ肉のコンフィと鶏胸肉のポワレはメニューにあったらぜひ食べてみてほしいですね。
デザートはプチポー(チョコムース)です。濃厚なチョコムースにクリームとイチゴが添えられて小ぶりのココットですが満足感も十分です。そしてこの日はあまり見かけないメニューだったので梅のブッセもたのんで禁断のデザート2個食い。ほどよい甘さとしっかり残る酸味で鼻に抜ける梅の香りがたまらんですね。生地はしっとりよりもサクサク寄り。食べやすいようにカットしてくれたのも嬉しいですね。
今回座った席のテーブルに置いてあったこの陶器の入れ物に何が入ってるかと開けてみたらあまりに想定外すぎてギョッとしてしまいました。この席に案内された人はぜひ開けてみてください。(正解はこちら)
ごち。
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