■作曲
すぎやまこういち
■指揮
海老原光
■演奏
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■会場
東京オペラシティ コンサートホール
ドラクエ1と2は過去に東京佼成ウインドオーケストラのこれとかこれで聴いていたり、1~6や1~11のセレクションをシティフィルで聴いてたりするんだけど、1と2の全曲は初めてかもしれん。いや、聴いたことあるかも。というわけでシティフィルのドラクエ1、2の全曲コンサートに行ってきました。一部の曲はセレクションでもよく聴けますが全曲通して聴くとその作品の雰囲気をより感じることができて良いですね。1は今となっては曲数も少ないしアレンジもシンプルで最近のドラクエ音楽に馴染みのある人には物足りなく感じられるかもしれません。まあ私のような懐古厨はそこが良かったりもするんですが。ドラクエ1のゲーム内音楽では基本的に同時発音数が2だそうです。効果音をあわせて3だとか。すごい。もちろんオーケストラバージョンはしっかりアレンジされていますが。その中でも面白いのは「洞窟」の音楽です。洞窟の階段を1階下りるたびにテンポが遅くキーが低くなることによって不安と緊張が増す。その仕組を事前に知っていなくても曲を聴けば感じられるというのが素晴らしい。
そしてドラクエ2です。こちらは1に比べて曲数も増えてアレンジの幅も広がっており、個人的にはドラクエ音楽の完成度は2が随一だと思う。一番好きなのは3ですが、2は凄い。クラシカルな音楽がベースの組曲の中にポップな曲(Love Song 探して)や歌謡曲(この道わが旅)が入って成立してしまうという。「Love Song 探して」は全編ピチカートというのはこうしたコンサートを初体験の方やお子様たちはテンション上がるんじゃないだろうか。そして以前もブログに書いた気がするけど「魔の塔」が好きすぎる。ちなみに今回のコンサートはこの「魔の塔」とフィールド曲のアレンジがいつもと違う気がしたんだけど気のせいかな。ドラクエコンサートでは基本的にすぎやまこういちが許可したアレンジのみ演奏可となっているそうで、いくつかのバージョンがあるのかもしれない。今年は既に1月と先週、そして今回で3回目のドラクエコンサートですが、ドラクエコンサート情報を流すという俺得ツイッターアカウントを見つけてしまって流れてくるたびにポチっとしてたら今年はドラクエ祭りの1年になりそうです。
そういえば恒例の吉田博士の幕間トークで今からドラクエを始めるならどのハードがいいかということでいろんなハードの実物を持ってきていてワロタ。スマホ、3DS、スーパーファミコン、ファミコン、そしてMSX! ドラクエにMSX版があったのは知らんかった。
オペラシティコンサートホールはステージ正面の客席からパイプオルガン側の客席が見えるんだけどある女性客がめちゃくちゃ楽しそうな表情で聴き入っているのが見えて私までほっこりしてしまった。いやー、音楽って良いですね。
【御礼】
— 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団【公式】 (@TokyoCityPhil) 2023年3月25日
本日は #ドラクエ Ⅰ・Ⅱ公演にご来場いただいた皆さま、雨の中お越しいただき誠にありがとうございました✨
アンコール曲は、ドラクエⅥより《空飛ぶベッド》《序曲のマーチ》でした🎶
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上に貼った動画の人のピアノ再現シリーズ良いな。ずっと聴いていられる。
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