■出演
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
コニ―・シー(ピアノ)
■プログラム
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ 二短調 op.40
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119
ユリウス・イッセルリス(イッサーリス):チェロとピアノのためのバラード イ短調
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19
■会場
神奈川県立音楽堂
この日このエリアでいい感じのイベントないかなーと探していたら見つかったやつです。いつもながら失礼な客だな。まあきっかけはなんであれ未知の芸術に触れるのは良いことだ。というわけでスティーヴン・イッサーリスというチェリストのリサイタルです。恥ずかしながら名前も存じ上げなかったのですが世界でも著名な方だそうで過去に神奈川県民ホールでコンサートを行ったり横浜と縁があるのだとか。チェリストと聞いて名前が浮かぶのはヨーヨー・マ、古川展生、ジャクリーヌ・デュ・プレ、徳永兼一郎、碇シンジ、これくらいですね。その程度のにわか未満なので曲目も当然知らないものばかりですがクラシックコンサートは基本的に雰囲気を楽しめれば勝ちなので問題ありません。と言いつつ昼メシ直後の眠気は強敵で第一部のショスタコーヴィチはほぼ寝落ち状態で記憶なし。プロコフィエフはなんとか頑張った。つーかプロコフィエフって難解なイメージがあったけどわりと聴きやすかった気がする。休憩を挟んで復活したので第二部は大丈夫でした。ユリウス・イッセルリスの曲は10分くらいでサクッと。続くラフマニノフとどっちか忘れちゃったんだけどピアノが結構激しくてテンション上がった。ただしピアノが激しすぎてチェロが聞こえないのはワロタ。まあそういう曲なんだろうしピアノの音量はズルいレベルだもんねえ。そういや最近不名誉なバズり方をしていたチェンバロは逆にあらゆる楽器に音量が負けるくらいなので見た目が似ていても完全に別物だなあと。ちなみにこの日の曲目はいずれもロシア(ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ラフマニノフ)、ウクライナ(ユリウス・イッセリウス)となっており、ユリウス・イッセリウスはスティーヴン・イッサーリスの祖父らしい。この御時世にこうした曲目は意図があるのかわかりませんがよほど直接的な作品でなければ今までどおり楽しんでいければいいですね。というわけでチェロのリサイタル初体験でしたが積極的に選択するタイプのイベントでなくてもこんな感じで楽しめるので自分の興味ばかりでなくいろいろ試していきたいですね。とりあえずあとでyoutubeを漁ってもっかい聴くか。
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