アフガニスタン情勢に影響されてアフガニスタン料理を食べてみました。タリバンがカブールを制圧して国外退避もままならない情勢を見聞きしながらそういやアフガニスタン料理って食ったことないなと思いググったら出てきた店です。大陸の中でもインド・ネパール料理店はよく見かけますが、さらに西、中央アジアのタン諸国(パキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン等)の料理店はほとんど見かけない。かろうじてパキスタンはあるようなないようなという感じ。個人でアフガニスタンに対してできることはないかもしれないけど思いを馳せることくらいはということでメシを食う。とはいえ東中野にメシだけ食いに行くのも手間なのでしばらく時間がたっていましたが、この日は吉祥寺で舞台を観たので帰りに立ち寄ってみました。というわけでアフガニスタン料理です。
外観を撮り忘れたので生から。とりあえず生にしちゃったんだけどアフガニスタンぽい酒はあったんだろうか。 アフガニスタンにサッポロビールは無いよな……
コフタ(羊肉団子の鉄串炭火焼)です。うまい。ただ、あまり羊感は無くてスパイスも効いてるので羊臭が得意でなくても食えそう。
カラヒィ・鶏(鶏肉とトマト、シシトウの鉄鍋焼き、マサラ風味)です。聞いたことないメニューなので頼んでみた。羊もあったけどコフタと被るし、先日も羊を食ったばかりなので鶏にしてみた。ひと口大で食べやすいタンドリーチキンという感じでうまかった。別注のナンとあわせてバーガー的な食べ方もできるようで気になったけどこの日は麺を食いたかったので次回に持ち越し。
ほとんど野菜を食ってないことに気づいて急いで追加したトルシー(ハーブ、スパイスで漬け込んだ野菜のピクルス)です。睡運瞑菜睡運瞑菜……
ラグマン(羊挽肉とトマトとシシトウの胡麻ダレ和え麺)です。挽肉たっぷりで台湾まぜそばアフガニスタンVerといった感じ。追い飯したい。以前ウイグル料理店で食ったラグメンとはだいぶ違うけどこれもうまい。中国〜中央アジアに分布するラグマン/ラグメンですがインドに麺文化がない(あるけど有名じゃない?)のはなぜなんだろう。ネパールには先日食べたトゥクパがあるようだし。
だいぶ腹いっぱいでしたがせっかくなのでデザートも。ムハレビ(トルコ風ライスプディング)です。いわゆるプリンという感じではなく、もったり重いクリーム、スプーンの手応えはあんこに近いような、そんなやつ。米を感じつつもバニラが香ってしっかり甘くてうまい。
なかなか行く機会のないエリアなので次はいつになるかわからないけど、また行きたい店でした。
ごち。