先日「白昼夢」を観たときにもらったフライヤーで見つけた作品を観てきました。だいたいいつもフライヤーの束を持ち帰って適当にパラパラ眺めながら気になるやつをピックアップしてぴあで余ってたら買うみたいな感じですね。で、この作品は「ゴジゲン」という名前に見覚えがあったから。 2019年に「みみばしる」を観て名前を覚えていたようです。本公演ではないけど面白かったので。関係ないけど「みみばしる」の主演の本仮屋ユイカが今朝からTBSラジオの新番組をやってましたね。少し聴いた感じだとよく喋る人っぽいので結構おもしろいかも。で、今回の「朱春」は、学生ノリの男子6人組がそのノリで芸人になったけどブレイクすることもなく15年が経ち解散を決めて発表は最後のライブが終わったらツイッターで行うことにしていたけど解散はどのタイミングで成立するのかでメンバー間に齟齬があり「ライブ最後の"ありがとうございました"」「その日いっぱいはまだ解散してない」「俺たち本人は解散をしってるが世間はまだ知らないシュレディンガーの猫状態」など揉めてツイートできずにいるとさっき客席で「からの〜？」などの水を差す茶々を入れてきた学生グループたちがどんちゃん騒ぎをしており解散の夜のしんみりムードを台無しにされたことで彼らの部屋に乗り込むところから一気に展開していきます。この展開の仕組みがとても面白かった。こっちは6人、あっちも6人、スズナリの狭い舞台でセットの転換はできない、温泉街のホテルならみんな浴衣に着替えるから衣装チェンジ不要、まあすぐに気づくんだけどそれまではファンタジーなのかなと思いかけちゃったよ。鳴かず飛ばずでもプロとして15年やってきた者たちが若者にかつての自分を見るのはベタだけど掴まれてしまう。もちろん私が年を取ったのも大きいかな。そして若者側の少し調子いいときに背中を押してくれる何かが欲しい感じとかね。とにかくおもしろかった。で、いままで特に意識したことがなかった脚本・演出（出演も）の松居大悟、ウィキペディア先生に聞いたらなんか見覚えある作品とか名前がたくさんあって売れっ子なんだなと。要チェックですね。
今年の観劇一覧。
で、せっかくのお出かけなので美味いもん食うシリーズ、今回はかなり久しぶりに珉亭に行きました。ライブや舞台で下北沢に行くことはあってもだいたいマックかファーストキッチンで時間を潰すくらいなのでメシ食ったのが本当に久しぶりというか何年ぶりという感じです。で舞台を見る前だったので軽めにサクッとです。チャーハン頼んだら次に入ってきた客に「ライス終了してますが」と言ってたのでギリだった。
チャーハンについてくるスープ。
チャーハンは赤い食べ物。
餃子は無意識に注文してしまう悪魔の食べ物。
外観です。
ごち。
