■作曲
すぎやまこういち
■吹奏楽編曲
真島俊夫
■指揮
佐々木新平
■演奏
Osaka Shion Wind Orchestra（オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ）
■会場
浦安市文化会館
恥ずかしながらこのオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラを知りませんでした。というのも関東公演は7年ぶりだとか。そんな7年ぶりの公演がなぜドラクエなのかはわかりませんがドラクエ音楽大好きマンとしては聴きに行くしかないでしょう。ちなみにオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラは今年で創立100年だとか。すごい。会場の浦安市文化会館をグーグルマップで見たら浦安駅と新浦安駅どちらから歩いても20～25分かかるらしくそんなことしたら音楽を聴くどころではなくなってしまうので久しぶりにバスを利用しました。会場に着くとあちこちにスライムがいてほっこりします。
吹奏楽によるドラクエはこれまでにも東京佼成ウインドオーケストラのコンサートに何度も足を運んでいます。フル編成のオーケストラに対して管楽器（+α）のみの編成となるウインドオーケストラはクラシック界隈ではどうも1段下に見られるイメージを持つ方もいるかもしれないけどこれはこれで面白いんですよねえ。同じ曲でもフル編成で弦楽器が鳴っているところが管楽器ではこう響くのかとか、単純にステージ上がキラキラ輝いてるとか。フル編成では基本的に見られないサックスも良いよね。まず見た目がエロい。なにあのフォルム。まあとにかくウインドオーケストラなりの面白さや楽しみ方があるので是非機会を見つけて聴きに行ってほしいですね。今回はロトシリーズ（1～3）と天空シリーズ（4～6）の中から数曲ずつというメニューです。もはや散々聴きまくってきたので個別の感想は置いといて特に印象的だったところをいくつか。まずは2のフィールド音楽「果てしなき世界」でのソプラノサックスが気持ちよかったなあ。あまり馴染みのない楽器だけど柔らかな音色が素敵だった。同じく2のエンディング「この道わが旅」のトロンボーンとトランペットのソロが好きすぎる。この部分はフル編成でも同じですね。こんなに優しい音が出るのかというくらい優しい。たまらんね。そして3のゾーマ戦「勇者の挑戦」の木琴が最高。これもフル編成と同様なんだけどたまたまこの日は木琴方面を見ていて例の木琴パートの直前に木琴担当者がまさに戦闘態勢かの如く構えていたのが面白くて曲中に2度ある木琴パートは目が離せませんでした。3の「おおぞらをとぶ」のフルートとハープで始まる冒頭は何度聴いても鳥肌が立つ。5の「結婚ワルツ」ではおなじみの結婚相手アンケートです。今回は選択肢にルドマンもあるサービスっぷり。ちゃんとこのアンケートに参加するために5をプレイしなければと思い早数年。明日やろうは馬鹿野郎ですね。最後に6のエンディング「時の子守唄」です。エンディング曲には珍しく静かに終わるこの曲は良い余韻が残りますね。そしてアンコールは4の「間奏曲」と3のエンディング「そして伝説へ」の2曲でした。3大好きっ子としては「勇者の挑戦」と「そして伝説へ」を聴けたら大満足です。というわけで久々のウインドオーケストラ、そして初めてのオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ、最高でした。ウインドオーケストラも良いよ、とか言いながらドラクエしか聴いてないのでドラクエ以外も聴きに行こうと思います。なお、この日は最後の「そして伝説へ」の演奏中に限り写真撮影OKとなりSNS対応にも気を配っているようでした。
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